石橋阪大前駅(いしばしはんだいまええき)は、大阪府池田市石橋二丁目にある、阪急電鉄の駅。阪急宝塚本線と箕面線が乗り入れ、このうち箕面線は当駅を起点とする。駅番号はHK-48。
全営業列車が停車する。また、宝塚本線の当駅 - 宝塚駅間には途中駅を通過する営業列車の設定がない。
歴史
駅構造
駅構内は3面5線だが、実際に使用されているのは2面3線である。大阪梅田側で箕面線と宝塚本線が複線分岐しているため、中央1面は三角形状の片開き島式ホームとなっており、島式ホームの中に箕面線の線路も入り込む複雑な構成の地上駅となっている。
ホームの有効長が1・2号線は10両、3・4号線は8両、5号線のみ4両まで対応している。
西側の単式ホームと中央の島式ホームが宝塚本線を挟んでおり、また中央の島式ホームと東側の単式ホームが箕面線を挟んでいる。宝塚本線側ホームが1・2号線、箕面線側が3号線(※箕面方面への回送列車や車両入れ替え時のみ)、4号線(回送列車等が使用し、乗客向けには閉鎖)となっている。中央の島式ホームの一角を貫くように箕面線の線路が延びており、頭端式の5号線(箕面線折返し列車専用ホーム)となっている。
箕面線の車両の入れ替え時を除き、1・2・5号線のみが使われる。車両入れ替えのために回送になる列車はかつては4号線で客扱いをしていたが、2017年現在は5号線で降車扱いをしたのち、入替を行った上で回送として平井車庫まで運転されるように改められている(出庫列車も同様)。
改札口は1号線大阪梅田寄りの西改札と、2号線と5号線の境目部分の東改札の2か所がある。各ホーム間は地下道で連絡している。
のりば
号線 |
路線 |
方向 |
行先 |
備考
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1
|
■宝塚本線
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下り
|
宝塚方面[9]
|
平日夕ラッシュ時間帯の一部列車は川西能勢口から能勢電鉄線直通
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2
|
上り
|
大阪梅田方面[9]
|
|
3
|
(乗降には未使用)
|
箕面線車両の回送列車や列車交換時のみ使用。 公式サイトの駅構内図に方面記載なし[10]
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4
|
5
|
■箕面線
|
下り
|
箕面方面[9]
|
|
- 5号線のみ両扉扱いが可能な頭端式ホームで、反対側(2号線寄り)のホームが降車専用ホームとなっている。
- 5号線を除き、駅全体が大きなカーブにかかっている。
- 箕面方面ホーム先端付近には至近距離で踏切が存在するため、保安上、3号線に大阪梅田側から回送列車が到着する際にも踏切が作動する。
- 箕面線から宝塚本線へ直通運転する列車が設定されていた当時は3・4号線でも客扱いを行なっており、宝塚本線から箕面線に直通する列車は3号線、箕面線から宝塚線に乗り入れる列車は4号線を使用していた。前者は2018年に、後者は2022年に廃止され、その後、3号線と4号線との連絡口は閉鎖された。
- 豊中駅高架工事期間中、豊中止まりの列車は折り返し設備が撤去されていたため、当駅4号線まで回送され折り返していた[11]。
配線図
利用状況
2023年(令和5年)度の通年平均における1日の乗降人員は38,806人である。阪急電鉄の駅では川西能勢口駅に次いで第15位[12]。
近年の1日の利用状況推移は下記の通り。
年度[注 1] 年次[注 2]
|
特定日
|
通年平均
|
出典
|
宝塚本線
|
箕面線
|
宝塚本線・箕面線
|
乗降人員 |
乗車人員 |
乗降人員 |
乗車人員 |
乗降人員 |
乗車人員
|
1990年(平成02年) |
53,377 |
27,140 |
4,408 |
2,358 |
-
|
[13]
|
1991年(平成03年) |
- |
69,399 |
35,308
|
[14]
|
1992年(平成04年) |
53,469 |
26,801 |
3,821 |
2,077 |
67,890 |
34,535
|
[15][14]
|
1993年(平成05年) |
- |
70,058 |
35,313
|
[14]
|
1994年(平成06年) |
- |
67,445 |
33,980
|
[14]
|
1995年(平成07年) |
51,385 |
25,494 |
4,418 |
2,644 |
65,393 |
32,936
|
[16][14]
|
1996年(平成08年) |
54,978 |
27,568 |
4,015 |
2,149 |
65,693 |
33,070
|
[17][18]
|
1997年(平成09年) |
54,675 |
27,448 |
4,273 |
2,351 |
64,572 |
32,611
|
[19][20]
|
1998年(平成10年) |
53,372 |
26,580 |
3,510 |
1,933 |
62,486 |
31,594
|
[21][22]
|
1999年(平成11年) |
- |
60,841 |
30,761
|
[22]
|
2000年(平成12年) |
52,890 |
26,685 |
3,531 |
1,904 |
60,105 |
30,348
|
[23][22]
|
2001年(平成13年) |
51,732 |
26,118 |
3,302 |
1,771 |
60,724 |
30,777
|
[24][22]
|
2002年(平成14年) |
50,077 |
25,146 |
3,047 |
1,659 |
60,033 |
30,525
|
[25][22]
|
2003年(平成15年) |
47,697 |
24,107 |
3,034 |
1,659 |
59,652 |
30,409
|
[26][27]
|
2004年(平成16年) |
47,665 |
24,059 |
2,807 |
1,537 |
58,530 |
29,837
|
[28][29]
|
2005年(平成17年) |
47,264 |
23,961 |
2,784 |
1,487 |
56,953 |
28,928
|
[30][31]
|
2006年(平成18年) |
45,719 |
23,015 |
2,582 |
1,423 |
54,386 |
27,631
|
[32][33]
|
2007年(平成19年) |
46,300 |
23,116 |
2,572 |
1,386 |
52,932 |
26,751
|
[34][35]
|
2008年(平成20年) |
47,791 |
23,947 |
2,511 |
1,351 |
52,559 |
26,312
|
[36][37]
|
2009年(平成21年) |
45,330 |
22,668 |
2,549 |
1,407 |
53,637 |
27,005
|
[38][39]
|
2010年(平成22年) |
47,777 |
22,669 |
2,420 |
1,302 |
52,551 |
26,449
|
[40][41]
|
2011年(平成23年) |
47,806 |
22,830 |
2,300 |
1,238 |
52,562 |
26,378
|
[42][43]
|
2012年(平成24年) |
44,278 |
22,199 |
2,463 |
1,300 |
52,705 |
26,592
|
[44][45]
|
2013年(平成25年) |
42,576 |
21,356 |
2,426 |
1,290 |
52,076 |
26,363
|
[46][47]
|
2014年(平成26年) |
45,131 |
22,599 |
2,549 |
1,378 |
51,205 |
25,980
|
[48][49]
|
2015年(平成27年) |
46,213 |
23,172 |
2,539 |
1,354 |
52,040 |
26,483
|
[50][51]
|
2016年(平成28年) |
44,927 |
22,493 |
2,566 |
1,372 |
53,826 |
27,337
|
[52][53]
|
2017年(平成29年) |
46,776 |
23,388 |
2,447 |
1,303 |
53,630 |
27,183
|
[54][55]
|
2018年(平成30年) |
47,046 |
23,456 |
2,486 |
1,348 |
54,567 |
27,600
|
[56][57]
|
2019年(令和元年) |
47,208 |
23,494 |
2,545 |
1,394 |
56,236 |
28,435
|
[58][59]
|
2020年(令和02年) |
38,062 |
18,880 |
2,138 |
1,174 |
43,377 |
21,951
|
[60][61]
|
2021年(令和03年) |
39,010 |
19,422 |
2,218 |
1,183 |
43,062 |
21,042
|
|
駅周辺
当駅周辺には大阪大学(国立大学法人大阪大学)をはじめ多くの学校や私立学校のスクールバス(関西大倉高校、早稲田摂稜高校)も発着するバス停があるため学生、生徒の利用客も多い。また駅周辺の道路の幅が狭く特に東改札側にはタクシーや配送車も乗り入れてくるので交通上非常に危険である。
歴史ある高級住宅街が連続する北摂地域に位置しており、駅東部に位置する待兼山周辺には豪壮なる邸宅建築が多く並ぶ住宅街が広がる。周辺は池田市内で最も地価が高い地区である。
バス路線
阪急バスの阪急石橋阪大前駅停留所(旧・阪急石橋停留所)と阪急石橋北口停留所がある。両停留所とも駅からは商店街を通らなければならないので少し距離がある。また、呉羽の里方面から宝塚線梅田方面への乗り換えは阪急石橋北口の隣の井口堂停留所(阪急バス石橋営業所前)も利用できる。
これら三つの停留所が、当駅の接続停留所として扱われている。
- 「阪急石橋阪大前駅」停留所
- 1番のりば
- 6→1系統(池田市内線)阪急池田駅行(阪急石橋北口・呉羽の里・東畑・五月丘・「五月山公園・大広寺」経由)※次の阪急石橋北口より1系統として運転。
- 6系統(池田市内線)阪急石橋北口行
- 2番のりば
- ※過去には豊中西宮線(96系統)の西宮北口行(阪急石橋北口停留所が起終点)も発着していた。
- 3番のりば
- 「阪急石橋北口」停留所
- 1番のりば
- 1系統(池田市内線)阪急池田駅行(呉羽の里・東畑・五月丘・「五月山公園・大広寺」経由)
- 2系統(池田市内線)阪急池田駅行(呉羽の里・五月丘一丁目・市立池田病院・池田市役所前経由)※朝・夕ラッシュ時は市立池田病院は経由なし
- 3系統(池田市内線)阪急池田駅行(呉羽の里・下渋谷・市立池田病院・池田市役所前経由)
- 4系統(池田市内線)阪急池田駅行(附属池田小学校前・下渋谷・市立池田病院・池田市役所前経由)
- 138系統(東能勢線)伏尾台方面行循環(附属池田小学校前・下渋谷・市立池田病院・池田市役所前・阪急池田駅・久安寺経由)
- 82系統(箕面中央線)千里中央行(呉羽の里・桜ヶ丘・箕面市役所前・(箕面)市立病院前経由)
- 2番のりば
- 11系統(池田市内線)阪急池田駅行(ダイハツ本社前・神田経由)
- 1系統(池田市内線)大阪国際空港行(住吉・空港一丁目経由)
- 1系統(池田市内線)阪急池田駅行(文化会館前・呉羽の里・五月山公園大広寺経由)※朝ラッシュ時間帯のみ
- 2系統(池田市内線)阪急池田駅行(文化会館前・呉羽の里・五月丘一丁目・池田市立病院・池田市役所前経由)※朝ラッシュ時間帯のみ
- 92系統(石橋・郡山団地線)阪急石橋阪大前駅止
- 5系統(池田市内線)阪急池田駅行 (園芸高校前・宇保町・市立池田病院・池田市役所前経由)
- 7系統(池田市内線)阪急池田駅行 (園芸高校前・宇保町・池田市役所前経由)
- 9系統(池田市内線)阪急池田駅行 (園芸高校前・荘園一丁目・池田市役所前経由)
- 「井口堂」停留所
- 1番のりば
- 1系統(池田市内線)阪急池田駅行(呉羽の里・東畑・五月山公園・大広寺経由)
- 2系統(池田市内線)阪急池田駅行(呉羽の里・東畑・五月丘一丁目・池田市役所前経由、昼間時は市立池田病院経由)
- 3系統(池田市内線)阪急池田駅行(呉羽の里・下渋谷・池田市役所前経由、昼間時は市立池田病院経由)
- 4系統(池田市内線)阪急池田駅行(尊鉢・附属池田小学校前・下渋谷・市立池田病院・池田市役所前経由)
- 138系統(東能勢線)伏尾台方面行循環(附属池田小学校前・下渋谷・市立池田病院・池田市役所前・阪急池田駅・久安寺経由)
- 82系統(箕面中央線)千里中央行(呉羽の里・桜ヶ丘・箕面市役所前・箕面市立病院前経由)
- 2番のりば
- 1系統(池田市内線)大阪国際空港行(阪急石橋北口・住吉・空港一丁目経由)
- 1系統 阪急石橋北口 止
- 7系統 (池田市内線)阪急池田駅行 (阪急石橋北口・園芸高校前・宇保町・池田市役所前経由)
- 11系統(池田市内線)阪急池田駅行(阪急石橋北口・ダイハツ本社前・神田経由)
隣の駅
- 阪急電鉄
- ■宝塚本線
- ■特急「日生エクスプレス」(朝ラッシュ時は上り・夕ラッシュ時は下りのみ運行)
- 十三駅 (HK-03) - 石橋阪大前駅 (HK-48) - 池田駅 (HK-49)
- ■通勤特急(上り朝ラッシュ時のみ運行)
- 豊中駅 (HK-46) ← 石橋阪大前駅 (HK-48) ← 池田駅 (HK-49)
- ■急行・■準急(大阪梅田行きのみ)・■普通
- 蛍池駅 (HK-47) - 石橋阪大前駅 (HK-48) - 池田駅 (HK-49)
- ■箕面線
- 石橋阪大前駅 (HK-48) - 桜井駅 (HK-57)
脚注
注釈
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、 石橋阪大前駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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