直江大輔
直江 大輔(なおえ だいすけ、2000年6月20日 - )は、長野県長野市出身[2]のプロ野球選手(投手・育成選手)。右投右打。読売ジャイアンツ所属。 経歴プロ入り前長野市立三輪小学校[2]3年から野球を始め、長野市立柳町中学校[2]時代は中野シニアでプレー[3]。父親と同じ松商学園高等学校に進学[4]すると、1年秋からベンチ入りし[3]、2年夏に第99回全国高等学校野球選手権大会に出場。2回戦の盛岡大学附属高等学校との試合で、2番手として登板したが、3-6で敗退した[4]。 2018年10月25日に行われた新人選手選択会議では、読売ジャイアンツから3位指名を受け、11月13日に契約金5000万円、推定年俸500万円で仮契約し(金額は推定)、その後入団した。背番号はかつて槙原寛己が着用していた54[5][6]。担当スカウトは木佐貫洋[6][7]。 巨人時代2019年は、三軍戦が主戦場となった[8]。二軍公式戦には3試合に登板するも、0勝1敗、防御率10.80に終わった[9]。オフに、15万円増の推定年俸570万円で契約を更改した[8]。 2020年は、6月までは三軍だったが、山口鉄也、会田有志の指導の下でフォークに磨きをかけると奪三振率が向上[10]。5試合の登板で防御率0.90と好投し[11]、同月末からは二軍へ昇格[10]。二軍公式戦では4試合の登板で1勝2敗、防御率6.00の成績を残し、8月23日に一軍初昇格を果たすと[12]、同日の対広島東洋カープ12回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)で初登板・初先発[13][14]。4回1失点で勝敗はつかなかった[13]。一軍では一度の登録抹消を挟んで3試合に先発登板するも、いずれも5回を投げ切れず、この年にプロ初勝利はならなかった。2度目の登録抹消後、持病のヘルニアにより下半身のしびれが強くなったことから、9月28日、腰椎間板ヘルニアの手術を受けることが発表された[10][15]。球団は直江を治療に専念させるため、育成選手契約に移行させることを視野に入れて、11月19日には自由契約にすることを発表した[16]。12月2日に自由契約公示[17]。同8日の契約更改で、予定通り育成選手として再契約を結び、背番号は054になった。育成選手契約への移行でありながら、180万円増の推定年俸750万円となった[18]。 2021年は、3月24日のプロ・アマ交流戦で実戦復帰を果たし[19]、6月24日の二軍戦では3安打完封勝利を挙げた[20]。6月28日に、支配下選手契約を結んだことが発表され[21]、背番号も前年までの54に戻ることとなった[21]。同30日に支配下復帰後、初の一軍昇格を果たすと[22]、7月1日の対広島14回戦(東京ドーム)[23]で、リリーフとして復帰登板を果たし、7回から9回までをパーフェクトに抑えプロ初セーブを挙げた[24]。11月27日、10万円増となる推定年俸760万円で契約を更改した[25]。 2022年は、この年2試合目の先発となる8月13日の対広島20回戦(東京ドーム)で[26][27]、6回を無失点に抑えプロ初勝利を記録した[28]。11月22日、150万円増となる推定年俸910万円で契約を更改した[29]。 2023年は、開幕一軍を果たし、4月15日の中日ドラゴンズ戦(バンテリンドーム)で、1点リードの8回にマウンドに上がり無失点に抑えてプロ初ホールドを記録した[30]。自己最多の16試合に中継ぎとして登板し、防御率3.86、6ホールドという成績を残すが、5月14日に登録抹消されてからは一軍昇格はなかった[31]。二軍では8月頃から先発登板を始め[32]、11試合に先発した[31]。11月20日の契約更改では440万円増の推定年俸1350万円でサインした[31][32]。同月から開催のアジア・ウィンター・ベースボール・リーグでも先発として参加し[33]、4試合の先発で2勝0敗、防御率1.71といった成績を挙げた[34]。 2024年は一軍登板がなく、二軍では17登板で2勝3敗、防御率3.20という成績だった[35]。オフの10月28日に、翌年の契約を結ばないことが球団から発表された[36]。11月21日に750万円減となる推定年俸600万円で育成選手契約を結んだ。背番号は054[37]。 選手としての特徴最速150km/hのストレートと[38]、スライダー、チェンジアップ、カーブなど多彩な変化球とのコンビネーションが特徴[39]。2020年はチェンジアップを封印し、フォークボールを投げている[10]。 原辰徳監督からは「プロ野球選手として一番大事な闘争本能、強気、魂を持っている」と評価されている[10]。 人物父親は松商学園高校のエースとして甲子園に春夏計3回出場[3]し、明治神宮大会でも優勝した[40]。 大のアメコミ好きで、練習用のグラブにはスパイダーマンを模した刺繍が施されている他、マーベル作品は60作品以上を総なめしたという[41]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
登場曲脚注
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia