町田駅(まちだえき)は、かつて大分県玖珠郡九重町大字町田にあった日本国有鉄道(国鉄)宮原線の駅(廃駅)である。
歴史
年表
国鉄原町田駅との関係
廃止になる前の1980年4月1日に横浜線の原町田駅が町田駅に改称しているが、当時の国鉄側は当駅の存在を理由に難色を示した。しかし大下勝正町田市長(当時)が福島駅(福島県と大阪府にそれぞれ所在した)の重複を挙げて反論し、改名に至った。結果「横浜線町田駅」が成立した1980年より1984年の当駅廃止までの4年8ヵ月の間、「国鉄町田駅」は合わせて2箇所に存在していたことになる。
駅構造
廃止時点で、単式ホーム1面1線を持つ無人駅であった。
利用状況
廃止前の各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである。
遺構
駅跡にプラットホームや駅名標が残る。
すぐ下を通る国道387号の道路脇(町田バス停横)に、『町田駅 MACHIDA STN. →』と表記された錆びついた案内板が残っている。
しかし、国道387号のバイパス工事(道路拡幅工事)により、ホームは半分ほど埋められてしまっている。当駅の前後の線路跡を含む3.3km区間には、2013年11月6日に町田バイパスが開通している[6]。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 宮原線
- 恵良駅 - 町田駅 - 宝泉寺駅
脚注
注釈
- ^ 大分県統計年鑑には年間の数字が記載されているため、365または366により除して四捨五入により算定している。
- ^ 昭和59年度の数字は、昭和59年4月1日から昭和59年11月30日までの営業日の日数(244日)で数字を除している。
出典
- ^ a b c d e f g h i 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、743頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 宮原線恵良-宝泉寺間が開通『福岡日日新聞』(昭和12年6月25日)『昭和ニュース事典第6巻 昭和12年-昭和13年』本編p44 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ 「西部支社一四駅を民間委託」『交通新聞』交通協力会、1962年4月1日、1面。
- ^ “日本国有鉄道公示第52号”. 官報. (1974年5月17日)
- ^ 「通報 ●宮原線町田駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1974年5月17日、1面。
- ^ 町田バイパス開通式 「安全安心な道路に」 大分合同新聞、2013年11月7日(archive版)
- 大分県統計年鑑
関連項目