宝泉寺駅
宝泉寺駅(ほうせんじえき)は、かつて大分県玖珠郡九重町大字菅原に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)宮原線の駅(廃駅)である。宮原線の廃止に伴い、1984年(昭和59年)12月1日に廃駅となった[1]。 歴史
駅構造廃止時点で、島式ホーム1面2線を有する有人駅(旅客駅)であった。地上より高い場所にあり、駅舎よりトンネルを潜り階段を上ったところにホームがあった。現在もトンネル・階段が残っている。豊後森駅から当駅の間で区間列車も設定されていた。 利用状況廃止前の各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである。
駅周辺遺構廃線後に駅舎は撤去され、跡地には九重町によって1986年(昭和61年)に鉄道記念館が建てられて、鉄道の模型地図などを展示し、観光案内所として利用されていた。その後、戦争資料館、竹工芸展示、昆虫館等に使用されたが、2004年(平成16年)に閉館。閉館後はバス停留所の宝泉寺交通センターとして利用されるのみで、本格的には活用されない状況が続いた[2][3]。 2017年(平成29年)7月22日に、宝泉寺交通センターを改装して観光物産館「宝泉寺駅」がオープンした。木造2階建て、延面積約300m2。1階では地元の農産物や商品等が販売される。また、2階では旧宮原線に関する鉄道資料の展示が行われ、食事スペースも設けられている[2][3]。 隣の駅脚注注釈出典
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