田島昭宇
田島 昭宇(たじま しょうう、Sho-U Tajima)は、日本の漫画家、イラストレーター。埼玉県出身。男性。 代表作に、『魍魎戦記MADARA』(魍魎戦記MADARAシリーズ)、『多重人格探偵サイコ』、『BROTHERS』など。キャラクターデザインに『キル・ビル』『お伽草子』『怪童丸』などを手がける。 略歴名前の由来は「昭和は宇宙の時代だ」という父親の考えによるもの。幼少期は「しょぼん」と呼ばれていた。 本郷高校デザイン科卒業後、デザイン専門学校に入学するも中退。漫画家を目指し出版社などに持込をしていると、当時徳間書店にいた大塚英志と出会い、1985年に『アワ・タイム』(プチ・アップルパイ)でデビュー。その後、藤原カムイ[1]、白倉由美[1]、高橋葉介[1]のアシスタントを務める。 そして、原作・大塚英志と組んで「魍魎戦記MADARA」の作画担当となる。当初は小学生から「僕の方が上手い」などと的確なファンレターが届いたが[1]、それが後に彼の画力を劇的に向上させるきっかけとなった。 また、FC版「魍魎戦記MADARA」の雑誌広告においてはマダラのコスプレをする事になる[2]。 「BROTHERS」においては自分でストーリーテリングも担当した。 細い線でリアルに描かれた人物や明暗のコントラストのはっきりした絵と、映画的な画面構成が作品の特徴。また、登場人物の服装や髪型のデザインセンスも評価が高く、ゲームのキャラクターデザインなども行っている。登場人物の服装はケルトアンドコブラなど、実在するブランドが多い。 浅田弘幸、小畑健の3人で「水瓶3」を結成(由来:3人が水瓶座である事から)。ロックミュージックファンで知られているが、洋楽はあまり聴かない。邦楽ではブランキージェットシティがお気に入りで、メンバーの照井利幸とは交友がある。 2016年7月8日より8月3日にかけて「多重人格探偵サイコ」の連載完結と田島の画業30周年を記念して「多重人格探偵サイコ完結記念&画業30周年記念 田島昭宇原画展『HUMAN 1/2 BABY DAYS』(読みはヒューマン ハーフ ベイビー デイズ)」(発表当初の企画名は「多重人格探偵サイコ完結記念&画業30周年記念 田島昭宇原画展『HUMAN GUS DAYS』」だったが後に現企画名へ変更された。)が東京・space caimanにて開催された[3]。 2017年12月から2018年8月にかけて「魍魎戦記MADARA」の連載30周年を記念して、KADOKAWAより限定愛蔵版『MADARA ARCHIVES』が全5巻で発売された。(5巻は当初2018年5月2日発売予定だったが後に諸般の事情により発売日が8月4日へと変更された。) [4]また、これに併せる形で「魍魎戦記MADARA」連載30周年と「MADARA ARCHIVES」発売開始を記念して「MADARA30周年記念 田島昭宇原画展『GOD TIME FANTASTIC WORLD』」が、11月11日から12月10日まで東京・space caimanにて開催された[5]。 2021年4月にはデビュー35周年を記念して、1990年代から2000年代にかけて描かれた単行本未収録の短編が収録された『田島昭宇画業35周年作品集「Baby Baby」』を発売[6]。その刊行を記念して、同年7月27日から8月8日まで「田島昭宇画業35周年記念展 <Side: A>『Baby Baby』」[7]、同年11月30日から12月12日まで「田島昭宇画業35周年記念展 <Side: B>『冬暮れの金星』」と題した原画展[8]が東京・ヴァニラ画廊にて開催された。 作品リスト漫画
未収録作品下記のほとんどの作品が単行本未収録であったが2021年に発売された田島昭宇画業35周年作品集『Baby Baby』にて単行本初収録された。
画集
キャラクターデザイン
イラスト
脚註
外部リンク
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