片貝町 (小千谷市)
片貝町(かたかいまち)は、新潟県小千谷市最北部に位置する地名。小千谷市北部地区の中心である。 毎年9月に開催される片貝まつりの正四尺玉が有名である。また、木綿着尺(和服用の木綿生地)の片貝木綿の産地。 概要小千谷市に編入される前の自治体時代の旧三島郡片貝町は、現在の片貝町および片貝山屋町(かたかいやまやちょう)、高梨町(たかなしちょう)と鴻巣町(こうのすちょう)を加えた地域が該当しており、このうち片貝町・片貝山屋町・鴻巣町をまとめて広域地名としての「片貝」と呼ぶこともある。この地域はそのまま片貝小学校および片貝中学校の校区となっている。 高梨町(高梨・五辺)には片貝小学校の分校の礎とした高梨小学校や片貝中学校の分校があったが、小千谷市への合併後に隣接している三仏生(さんぶしょう)や小粟田(こわだ)とともに和泉小学校および千田中学校の校区となって、片貝との結びつきが薄れつつある。ただ、郵便番号が「947-0102」と片貝郵便局管内であったり(ちなみに片貝町は「947-0101」、片貝山屋町は「947-0103」。鴻巣町は「947-0045」と小千谷郵便局管内である。)、電話番号の市内局番についても五辺は「0258-84」と片貝局管内(片貝町、片貝山屋町、鴻巣町ともに「0258-84」。高梨町は「0258-82」。)であるなど、昔の名残はある。 片貝町地域の中心部である住所上での「片貝町」は、昔からの名残りで1丁目、2丁目ではなく、南側から「一之町(いちのちょう)」、「二之町(にのちょう)」、「三之町(さんのちょう)」、「四之町(しのちょう)」、「五之町(ごのちょう)」といった呼び方をされる。片貝まつりや町民運動会などでは、これらに「町裏(まちうら)」を加えた6つの町を基本とした組に括られる。 町のほぼ中央部に「酒座川(さかざがわ)」という川が流れており、この川の南側3組(一之町、二之町、町裏)を「川上」、北側3組(三之町、四之町、五之町)を「川下」と分かれて「連」をつくりそれぞれで活動することが多かった。しかし、1977年(昭和52年)に川上、川下の双方にあった私立保育園が廃園となり、小千谷市立片貝保育園に一園化された後は、この区分けは薄れて町内の一体化が進んだ。 また、小千谷市内で唯一、市役所の支所がある。現在の所在地へ移転改築する際に、支所から連絡所に格下げしようとした動きも見られたが、現在に至るまで支所は存続している。 町域にある片貝ガス田は、天然ガスの生産量が国内第2位、石油の生産量が国内第5位である。 歴史沿革
教育交通道路高速道路
高速バス県内線 県外線
県道
鉄道かつては国鉄魚沼線の片貝駅が置かれていた。魚沼線廃線後は、線路敷が新潟県道10号長岡片貝小千谷線の一部区間として活用されている。 現在の最寄の駅は、隣接する長岡市にあり、魚沼線の始発駅でもあったJR信越本線来迎寺駅であり、同じ小千谷市内にあるJR上越線小千谷駅ではない。一部地図検索では信越本線越後岩塚駅を示すものもあるが、丘陵越えとなり現実的ではない。 路線バス全線とも越後交通が運行している。
かつては、長岡 - 片貝、小千谷 - 片貝間と、片貝で折り返しの便もあった。
以前あった長岡-池津-小千谷線は長岡 - (長生橋・飯島) - 池津 - 片貝線と小千谷 - (五辺) - 片貝線の代替の意味を含め出来た路線であり、片貝町の中心部には入らず、東部の池津地内にバス停がある。 2019年に長岡市部分が廃止になった。 脚注
関連項目
外部リンク |