熊本電気鉄道1000形電車
熊本電気鉄道1000形電車(くまもとでんきてつどう1000がたでんしゃ)は、熊本電気鉄道が2022年(令和4年)より導入した電車。 概要元静岡鉄道1000形の譲渡を受け、2022年3月27日から運用開始した[1]。 2024年5月現在、2編成4両が在籍する。 変更点熊本電気鉄道線の架線電圧は直流600Vなので、種車の供給源となる他社線に多い1500Vの車両を導入する場合、降圧をはじめとした各種改造が必要となる。1000形は直流600V電源で軌間も同じであり、走り装置にはあまり手を加えず導入できた。ワンハンドルマスコンもそのままである。 静岡鉄道での形式番号をそのまま使用しており、熊本電鉄の他形式同様レシップ製液晶ディスプレイ・運賃箱、整理券発行機、後方確認用のミラー、発車ベル等のワンマン運転に必要な整備を行った。 客室内では各車両車端部3位側の3人掛けシートが廃され車椅子スペースを編成中二ヶ所に設け、扉開閉時用のドアチャイムが追加された。 車輛正面の行先表示器は白色LED式に変更され、左右の客用扉のうち四ヶ所に01形と同様のサイドボードを設置、静岡鉄道時代車体側面にあった種別表示灯は撤去されている。 2022年4月現在、車体のストライプ塗色は静岡鉄道時代のまま残置されている。 編成別概説運用中車両
2021年2月に静岡鉄道での運行を終えた1009編成(1009+1509)が7月に運び出され、西鉄筑紫車両基地(筑紫工場)にて改造を受けた。2022年2月1日未明に北熊本の車両基地に搬入された[2]のち試運転を実施[3]、同年3月27日から運用を開始した[1]。
2023年2月に静岡鉄道で運行を終えた1012編成(1012+1512)が熊本電鉄に譲渡を発表[4]、同年8月に譲渡[5] 。2024年2月6日未明に北熊本駅に陸送で到着し、4月12日夕方の便から運用入りした。
脚注
関連項目
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