炎の少女チャーリー
『炎の少女チャーリー』(ほのおのしょうじょチャーリー、Firestarter)は1984年のアメリカ合衆国のホラー映画。スティーブン・キングの小説『ファイアスターター』を映画化した作品である。主演はドリュー・バリモア。全米第1位初登場の大ヒットとなった。 概要1980年のキングの原作出版と前後して、映画化権は1000万ドルでエジプト人プロデューサーが買い取った[3]。しかし、この企画は実現せず、映画化権はディノ・デ・ラウレンティスとユニバーサル映画に移り、監督は当初ジョン・カーペンターが予定され、脚本はビル・フィリップスが担当したが、脚本が原作から大きく異なるものとなり、特撮の費用も多額となったため棚上げとなり[3]、そののちカーペンターとフィリップスは、同じくキング原作の『クリスティーン』を製作する事となる。脚本はスタンリー・マンに移り、ストーリーも原作に近く、特撮費用も削られたため、監督はマーク・L・レスター、主演は当時8歳のドリュー・バリモアが決定し、ようやく製作が開始された。撮影は、ノース・カロライナ州ウィルミントン郊外で67日かけて行われた[3]。 日本では1984年夏公開となり、当初、邦題は原題通り『ファイアスターター』が予定されたが、同時期に『ストリート・オブ・ファイヤー』が公開されたため、混同を避けるため『炎の少女チャーリー』の邦題となった[3]。 ストーリーアンディとヴィッキーは大学在学中に新薬の被験のアルバイトに参加して知り合った。その新薬により、アンディとヴィッキーの二人は超能力(テレパシー)を発現させた。彼ら以外の殆どの被験者は死亡した。 アンディとヴィッキーは結婚し、チャーリーが産まれた。2人は娘も超能力を持って産まれたことを知ると、それを秘密にしておこうとした。 チャーリーが9歳になった年のある日。アンディが仕事から帰ってくると、妻のヴィッキーが殺されていた。一家は既に新薬実験を行った政府の秘密機関「店(ザ・ショップ)」に監視されていたのだ。「店」はチャーリーのパイロキネシスの能力を分析し、兵器に応用しようとしているのだった。アンディは、「店」のエージェントの手からチャーリーを救い出し、逃亡が始まった。 原作小説との違い
キャスト
スタッフ
脚注
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