海江田鶴造

海江田 鶴造（かいえだ つるぞう、1923年〈大正12年〉3月27日[1] - 2013年〈平成25年〉11月27日）は、日本の内務・警察官僚。参議院議員（1期、自由民主党）。

経歴

鹿児島県出身[1][注 1]。旧制七高造士館を経て、1943年東京帝国大学法学部政治学科を卒業[1][2]。内務省に入り[1][2]、戦後、警察庁に転じ警察畑を歩む。兵庫県警察本部長、九州管区警察局長を経て[2]、1972年近畿管区警察局長に就任した[1][2]。後に退官し、1978年の尼崎市長選挙に保守系無所属で出馬したが落選した。その後阪神高速道路利用協会理事長を務め[1][2]、1983年の第13回参議院議員通常選挙で比例区から自民党公認で立候補して当選した[1][3]。第3次中曽根内閣で環境政務次官に就任した[2]。1989年の第15回参議院議員通常選挙で落選した[1][4]。

1993年春の叙勲で勲二等瑞宝章受章[5]。

2013年11月27日、肺炎のため東京都で死去、90歳[5]。死没日をもって正七位から従四位に叙される[6]。

脚注

注釈

1. 『議会制度百年史 貴族院･参議院議員名鑑』279頁のでは「本籍地兵庫県」と記載。

出典

1. ^ 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』133頁。
2. ^ 『議会制度百年史 貴族院･参議院議員名鑑』279頁。
3. 『国政選挙総覧 1947-2016』556頁。
4. 『国政選挙総覧 1947-2016』561頁。
5. ^ “海江田鶴造氏死去（元自民党参院議員）”. 時事通信. (2013年12月3日). オリジナルの2013年12月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131207144627/http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2013120300733 2022年12月22日閲覧。 
6. 『官報』第6203号8-9頁 平成26年1月7日号

参考文献

• 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』日外アソシエーツ、2005年。
• 『議会制度百年史 貴族院･参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
• 『国政選挙総覧：1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。