活性化部分トロンボプラスチン時間活性化部分トロンボプラスチン時間(かっせいか・ぶぶん・トロンボプラスチン・じかん)とは、血液凝固能検査のひとつ。APTT(activated partial thromboplastin time)とも略される。内因系及び共通系の凝固異常を判定する検査として用いられる。 検査法まず、被検者の静脈血を採取する。このうち血漿に部分トロンボプラスチン、カルシウムの他、カオリン、セライトまたはエラジン酸などの接触因子活性化物質を添加し、凝固時間を測定する。PTT(部分トロンボプラスチン時間)に比べ、より安定した結果を得られる。[1]
正常ではAPTT (試薬がリン脂質+カルシウム+エラジン酸) 30-45秒。
活性化部分トロンボプラスチン時間の意義APTTに関与する因子は、プレカリクレイン・HMW-キニノゲン・第XII因子・第XI因子・第IX因子・第VIII因子・第V因子・第II因子およびフィブリノーゲンである。 その他
血友病は内因系の第VIII因子や第IX因子に異常がある。そのためAPTTは延長するものの、プロトロンビン時間(PT)は延長しない。 脚注
関連項目
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