波多野裕介
波多野 裕介(はたの ゆうすけ、Yusuke Hatano、1986年2月12日 - )は、香港在住の作曲家、編曲家、ピアニスト。映画のサウンドトラック、ゲーム音楽などを手掛けている。 経歴アメリカ合衆国ニュージャージー州で生まれ、現地の小学校へ通学し、郊外の自然に囲まれた環境で育つ。10歳で日本に移り、愛知県名古屋市で過ごす。16歳の高校1年生の時、マレーシアのジョホールバルへ引っ越し、シンガポールのインターナショナル高校へ通った。1年半後の高校2年生にシンガポールに移り、高校を卒業後はオーストラリアのブリスベンにあるクイーンズランド大学に進学する。大学入学時は、数学科で統計学の学位をとり始めたが、音楽への情熱を捨てきれず作曲家を志し、音楽学部作曲科に編入した。高校時代、約70カ国の生徒が通学するインターナショナル高校に在学中、学校の音楽担当の教師より、音での表現に対して強い影響を受け、当時より音楽を学びたいという希望を持つようになった。また、学校の学園祭のような催しではピアノや曲作りを担当することも多く、高校で世界の多様な音楽に触れることが出来た環境も、作曲家を志すきっかけとなった。クイーンズランド大学作曲科在学中には、自身が作曲したクラシック曲「Oriental Isolation(東洋の孤独)」がオーストラリアで権威あるパーシーブレア[1]メモリアル賞を受賞した。 香港へ移住後は、キーボード、ピアノ演奏の他、若手の新鋭映画監督が手掛ける作品のサウンドトラックを担当するようになった。2014年にマカオでの短編映画「GOOD TAKE!」[2]の音楽を担当。2015年には香港でヒットしたバドミントンを題材にしたコメディ映画『全力スマッシュ』[3]のサウンドトラック及び主題曲を作曲。『全力スマッシュ』は、大阪アジアン映画祭でベストフィルム賞を受賞し、「波多野の作曲した音楽は映画作品をさらに魅力を持たせるような貢献をしている」[4]と評価された。 2016年には、中国で有名な作品である『ソウルメイト/七月と安生』[5]をはじめ、香港で『ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官』[5]『Happiness/幸運是我』[6]『誰がための日々』[6]の各映画作品のサウンドトラックを手掛けた。同年に、台湾のゲームアプリ「時空之門」[7]の音楽を作曲した。 2017年の香港映画金像奨[6]では、『誰がための日々』と香港の作曲家ピーター・カムとの共作である『ソウルメイト/七月と安生』のサウンドトラックがオリジナル作曲賞にノミネートされ、『ソウルメイト/七月と安生』は最優秀賞を受賞している。『Happiness/幸運是我』の挿入歌として作詞作曲し自ら歌った「Better Tomorrow」はオリジナル歌曲賞にノミネートされた。 2023年 自身初のライブツアーを日本3都市で実施し無事成功させる。 2023.2.25 名古屋COTAN 2023.3.4 大阪梅田Always 2023.3.12 東京赤坂MZES(2ステージ)
人物使用する言語は、英語、日本語、広東語、中国語。アメリカ合衆国生まれであるが、父親が京都市出身であるため、自身も京都市に本籍を持つ。 映画音楽
その他
ポップアルバム(In Order of Starting Year of Affiliation)
ノミネート・受賞
脚注外部リンク |
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