横須賀基地 (海上自衛隊)![]() ![]() 横須賀基地 (よこすかきち、JMSDF Yokosuka Naval Base)は、神奈川県横須賀市の複数の地区に点在し、横須賀地方総監部等が配置されている海上自衛隊の港湾・陸上施設群のこと。正式には「基地」とは呼ばないが、通称として用いられる。 概要横須賀基地は、海上自衛隊の基地として最大規模を誇る[1]。横須賀にはかつて旧海軍の鎮守府が置かれていた[1]。もともと横浜に置かれていた東海鎮守府が1884年(明治17年)12月15日に横須賀に移転し、横須賀鎮守府に改称された[1]。終戦とともに横須賀鎮守府は廃止されるが、基地の各施設や岸壁等は、そのまま米海軍が使用することとなった[1]。1952年(昭和27年)8月1日、海上自衛隊の前身である保安庁警備隊が発足すると同時に横須賀地方隊が編成され[2]、かつての旧海軍の敷地を再び使用することとなったが、そのほとんどが米軍エリアのままとなっており、海上自衛隊が使用している旧海軍跡地は敷地面積の3割程度である[1]。 横須賀基地は各所に点在しており[1]、総監部庁舎や護衛艦などが係留する岸壁がある「吉倉地区」、自衛艦隊などの各司令部が入り、海自の指揮中枢となる「海上作戦センター」が置かれるほか、主に掃海艦艇、海洋観測艦等が係留する岸壁がある「船越地区」、海上自衛隊創設の地であり[3]、現在は第2術科学校、潜水医学実験隊が所在する「田浦地区」などがある。また、米海軍基地内には第2潜水隊群の潜水艦基地がある「楠ヶ浦地区」があり[1]、横須賀教育隊が所在している「武山地区」は陸上自衛隊武山駐屯地、航空自衛隊武山分屯基地が隣接する場所にある[1]。 沿革
配置部隊・機関船越地区(横須賀市船越7-73) ![]() 自衛艦隊司令部等が入る海上作戦センター ![]() 船越地区 吉倉地区(横須賀市西逸見町1丁目無番地) ![]() 逸見岸壁 長浦地区(横須賀市長浦町1-43)
新井地区(横須賀市長浦町1-1555)
楠ケ浦地区(横須賀市楠ケ浦町。アメリカ軍と共同使用) ![]() 楠ケ浦地区停泊する潜水艦 田浦地区(横須賀市田浦港町無番地) ![]() 第2術科学校正門
武山地区(横須賀市御幸浜4-1) ![]() 横須賀教育隊全景 アクセス船越地区 吉倉地区 新井地区 楠ヶ浦地区 田浦地区 脚注
関連項目外部リンク
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