楠町 (山口県)
楠町(くすのきちょう)は、山口県の南西部にかつてあった町。2004年11月1日に宇部市へ編入された。 地理有帆川中流域両岸の船木(ふなき)地区、有帆川上流域両岸の万倉(まぐら)地区、及び厚東川中流域の右岸に位置する吉部(きべ)地区の3地区に大分される。町域の北及び西側は山地で囲まれ、東側も厚東川左岸の宇部市小野地区を挟んで山地となっている。南側は有帆川に沿って平地が開けており、小野田市(現・山陽小野田市)に連なる。 歴史
沿革地域行政旧楠町役場(1963年整備)は第1庁舎から第4庁舎まであり、合併後は宇部市楠庁舎として使用され、1991年には第1庁舎に北部総合支所が設置された[1]。しかし、老朽化のため、2023年(令和5年)11月6日に宇部市北部総合支所は楠総合センター内に移転し[2]、第1庁舎と第2庁舎は解体、第4庁舎は売却、第3庁舎は倉庫として利用される予定である[1]。 教育町内に高校がないため、厚狭学区内(宇部市・山陽小野田市・美祢市)の高校への進学が基本となる。なお、合併後の2016年の学区撤廃まで普通科の通学区域外だった(定員の5%以内の入学枠の制限があった)山口市や下関市の高校へ通学(下宿)する人もいる。 交通道路町の東西を国道2号が、南北を山口県道29号宇部船木線・山口県道30号小野田美東線・山口県道37号宇部美祢線が貫いている。中心地の船木が元々山陽道の宿場町だったこともあり、山口県道29号宇部船木線・山口県道30号小野田美東線は船木鉄道の廃線敷を利用するなどして比較的早い時期から整備が行われ、宇部・小野田地区と萩・美東地区を結ぶ幹線ルートとなっている。また、この道路は、宇部・小野田市街から秋吉台などに行く際にも便利である。 一般国道 主要地方道 一般県道
鉄道かつては宇部 - 船木町 - 万倉 - 吉部間を結ぶ船木鉄道が通っていたが、1961年までに全区間が廃止され、同社のバス路線に転換された。現在の最寄り駅は山陽本線宇部駅・小野田駅。 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事名所特産品脚注
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