椿原橋

椿原橋
椿原橋と椿原ダム(右が岐阜方面)地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 岐阜県大野郡白川村大字有家ケ原 - 大字椿原
交差物件 庄川
用途 道路橋
路線名 東海北陸自動車道標識東海北陸自動車道
管理者 中日本高速道路
施工者 宮地鐵工所
竣工 2002年平成14年)
開通 2002年(平成14年)11月16日
座標 北緯36度18分47.3秒 東経136度53分54.5秒 / 北緯36.313139度 東経136.898472度 / 36.313139; 136.898472 (椿原橋)
構造諸元
形式 トラス橋
材料 プレストレスト・コンクリート
全長 322.000 m
11.650 m
最大支間長 155.000 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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東海北陸自動車道標識
東海北陸自動車道標識

椿原橋(つばきはらばし)は、岐阜県大野郡白川村大字有家ケ原 - 大字椿原にある東海北陸自動車道の橋長322.0 m(メートル)のトラス橋である。

概要

[1]

椿原トンネルと有家ヶ原トンネルを繋ぐ橋であり、関西電力椿原ダムの下流側で庄川に架かる橋[2][3]。トラス上弦材とPC床版を合成し、PC床版に主構の機能も担わせた日本で初めての複合トラス橋である[注釈 1][6]。架設には張り出し架設工法が採用された[2][3]。また、1995年(平成7年)に世界遺産に登録された白川郷・五箇山の合掌造り集落のうち、白川郷附近を通過するため、周囲の景観に配慮して設計された[2][7]

2002年(平成14年)11月16日に本橋を含む東海北陸道の白川郷IC - 五箇山IC間が開通した[8]

脚注

注釈

  1. ^ 従来のトラス橋は、床組構造に上横構を採用することが一般的であった[3]が、プレストレスト・コンクリート床版やとの合成床版の採用することで剛性が向上するため、部材の省略やトラスの上弦で床版を直接支持、また床版支間を大きくすることが可能となり、結果として従来より合理化した構造となった[3][4][5]

出典

  1. ^ 橋梁年鑑 平成16年版” (PDF). 日本橋梁建設協会. pp. 10, 11, 196, 197. 2020年10月5日閲覧。
  2. ^ a b c 景観と調和したトラス橋” (PDF). 虹橋 No.70. 日本橋梁建設協会. pp. 28-29 (2006年1月). 2020年10月5日閲覧。
  3. ^ a b c d 椿原橋” (PDF). PC設計NEWS No.39. 三井住友建設. 2020年10月5日閲覧。
  4. ^ 上部構造のコスト縮減への取り組み” (PDF). 国土交通省近畿地方整備局. p. 11. 2020年10月5日閲覧。
  5. ^ 椿原橋”. 宮地エンジニアリング. 2020年10月5日閲覧。
  6. ^ 椿原橋”. 橋梁事業. 宮地エンジニアリング. 2020年10月5日閲覧。
  7. ^ 白川郷・五箇山の合掌造り集落”. 世界遺産オンライン. 文化庁. 2020年10月5日閲覧。
  8. ^ 東海北陸自動車道の概要”. 岐阜県. 2020年10月5日閲覧。

外部リンク