森 英樹(もり ひでき、1942年(昭和17年)4月23日 - 2020年(令和2年)4月26日[1])は、日本の憲法学者。名古屋大学名誉教授。専門は憲法。名古屋大学大学院法学研究科教授及び理事・副総長、全国憲法研究会代表、民主主義科学者協会法律部会副理事長、日本学術会議会員等を歴任した[2]。三重県出身。
略歴
略歴は以下のとおり[3]。
学歴
職歴
- 1967年1月 - 愛知憲法会議事務局長
- 1968年4月 - 名古屋大学法学部助手(憲法講座)
- 1972年7月 - 名古屋大学法学部助教授(憲法講座)
- 1978年6月 - 名古屋大学職員組合連合会委員長
- 1979年9月 - ハイデルベルク大学法学部客員研究員
- 1983年7月 - 名古屋大学法学部教授(公法講座)
- 1987年9月 - 河北大学法学部客員講師
- 1994年10月 - 民主主義科学者協会法律部会事務局長
- 1995年4月 - 東京大学社会科学研究所非常勤講師
- 1995年12月 - 復旦大学法学部客員講師
- 1996年4月 - 名古屋大学法学部長・名古屋大学評議員(1998年3月まで)
- 2000年7月 - 第18期日本学術会議会員
- 2003年7月 - 第19期日本学術会議会員
- 2004年4月 - 国立大学法人名古屋大学副総長・理事(人事・労務担当)(2006年3月まで)
- 2005年4月 - 法学館憲法研究所客員研究員
- 2005年10月 - 全国憲法研究会代表、復旦大学法学部客員教授
- 2006年1月 - 愛知憲法会議代表委員
- 2006年3月 - 名古屋大学定年退職
- 2006年4月 - 龍谷大学大学院法務研究科教授
- 2010年3月 - 憲法改悪阻止各界連絡会議代表委員
- 2011年3月 - 龍谷大学定年退職
著作
単著
- 『憲法検証 天皇・安保・政党法』(花伝社,1990年)
- 『主権者はきみだ 憲法のわかる50話〔新版〕』(岩波書店,1997年・初版1991年)
- 『憲法の平和主義と「国際貢献」』(新日本出版社,1992年)
- 『これがPKOだ 憲法と国際協力を考える50話』(岩波ジュニア新書)(岩波書店,1993年)
- 『検証 論理なき「政治改革」』(大月書店,1993年)
- 『憲法のこころに耳をすます』(かもがわ出版,1997年)
- 『国際協力と平和を考える50話』(岩波ジュニア新書)(岩波書店,2004年)
- 『大事なことは憲法が教えてくれる 日本国憲法の底力』(新日本出版社,2015年)
訳書
編著
- 『政党国庫補助の比較憲法的総合的研究』(柏書房,1994年)
- 『市民的公共圏形成の可能性 比較憲法的研究をふまえて』(日本評論社,2003年)
- 『現代憲法における安全 比較憲法学的研究をふまえて』(日本評論社,2009年)
- 『集団的自衛権行使容認とその先にあるもの』(別冊法学セミナー)(日本評論社,2015年)
- 『安保関連法総批判 憲法学からの「平和安全」法制分析』(別冊法学セミナー)(日本評論社,2015年)
共著
共編著
- (長谷川正安・有倉遼吉)『文献選集日本国憲法13・憲法改正論』(三省堂,1977年)
- (浦部法穂・大久保史郎・山口和秀)『現代憲法講義〈2〉[演習編]』(法律文化社,1989年)
- (浜林正夫)『歴史のなかの日本国憲法 世界史から学ぶ』(地歴社,1996年)
- (樋口陽一・高見勝利・辻村みよ子)『憲法理論の50年』(日本評論社,1996年)
- (倉持孝司)『新・あたらしい憲法のはなし』(日本評論社,1997年)
- (水島朝穂・渡辺治)『グローバル安保体制が動きだす あたらしい安保のはなし』(日本評論社,1998年)
- (樋口陽一・高見勝利・辻村みよ子)『国家と自由』(日本評論社,2004年)
- (青木みか)『平和をつむぐ 平和憲法を守る9人の手記』(風媒社,2011年)
- (樋口陽一・高見勝利・辻村みよ子)『国家と自由・再論』(日本評論社,2012年)
- (白藤博行・愛敬浩二)『 3・11と憲法』(日本評論社,2012年)
- (杉原泰雄・樋口陽一)『戦後法学と憲法 歴史・現状・展望 長谷川正安先生追悼論集』(日本評論社,2012年)
講演録
- (森英樹講演会実行委員会・編)『壊憲に向かう安倍政権の暴走と矛盾 森英樹講演録』(ほっとブックス新栄,2014年)
脚注
- 先代
- 野中俊彦
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- 全国憲法研究会代表
- 2005年 - 2007年
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- 次代
- 芹沢斉
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