森寿

森 壽
生誕	1879年9月2日 日本 山口県
死没	(1952-03-10) 1952年3月10日（72歳没）
所属組織	大日本帝国陸軍
軍歴	1899年 - 1933年
最終階級	陸軍中将

森 壽（もり ひさし、1879年（明治12年）9月2日[1][2] - 1952年（昭和27年）3月10日[3]）は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。功五級[4]。

経歴

1879年（明治12年）に山口県で生まれた[1]。陸軍士官学校第11期、陸軍大学校第21期卒業[1]。日露戦争に出征し、その功により功五級金鵄勲章を授与された[4]。1918年（大正7年）7月に陸軍大学校教官に就任し[5]、1919年（大正9年）8月に陸軍騎兵大佐に進級した[5]。1920年（大正10年）7月に騎兵第26連隊長に転じ[5]、1922年（大正12年）3月に騎兵監部部員となった[5]。

1923年（大正13年）2月4日に陸軍少将進級と同時に騎兵監部附[1][5]、陸軍技術会議議員となった[4]。1925年（大正15年）3月に陸軍騎兵学校長に就任し[1]、1928年（昭和3年）3月に騎兵第3旅団長を経て[1]、1929年（昭和4年）7月1日に騎兵監となり[1]、8月1日に陸軍中将に進級した[5]。1930年（昭和5年）11月7日に第19師団長に親補され[1]、満州事変が発生すると[1]、師団隷下の歩兵第38旅団を基に編成した混成第38旅団を出動させ[1]、第2師団を救援した[1]。1933年（昭和8年）3月18日に待命[1]、3月31日に予備役に編入された[1]。

1947年（昭和22年）11月28日、公職追放仮指定を受けた[6]。

脚注

1. ^ 福川 2001, 726頁.
2. 陸軍現役将校同相当官実役停年名簿 昭和6年9月1日調5頁
3. 末弘錦江『防長人物百年史』山口県人会、1967年、301頁。
4. ^ 帝国秘密探偵社 1927, モ之部25頁.
5. ^ 外山 1981, 157頁.
6. 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、「昭和二十二年十一月二十八日 仮指定者」84頁。

参考文献

• 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。 
• 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。 
• 帝国秘密探偵社 編『大衆人事録 昭和3年版』帝国秘密探偵社、1927年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1688498。