松陰寺太勇
松陰寺 太勇(しょういんじ たいゆう、1983年〈昭和58年〉11月9日 - )は、日本のお笑い芸人、シンガーソングライター(50PA)[4]で、お笑いコンビ・ぺこぱのツッコミ(ノリツッコまない漫才)、ネタ作成担当である。本名は松井 勇太(まつい ゆうた)。相方はシュウペイ。サンミュージックプロダクション所属。 来歴山口県光市生まれ[1]。姉と妹2人という4人兄弟の中、穏やかな環境で育つ[5][6]。 山口県立光丘高等学校[7]を経てキャットミュージックカレッジ専門学校(サウンドエンジニア専攻)卒業[8]。元々はバンドマンで[9]、高校時代はGLAY、LUNA SEA、X JAPAN、WANDSのコピーバンドをしていた[10]。専門学校時代は裏方である音響エンジニアだったが、卒業後はプロミュージシャンを目指して上京[11]。バンドメンバー募集のサイトを通じ何人ものバンドマンとスタジオに入るも、どのメンバーもレベルが高く付いていけないと感じ挫折してしまったと振り返っている[10]。 その後、テレビで観た狩野英孝に衝撃を受けたことやエンタの神様を観ていたことをきっかけに「ミュージシャンじゃなくても舞台に立てることは同じ」と考え、養成所に通うことなくピン芸人「松井祭」として活動開始。コンビを組むまでは月に1回ライブに出るか出ないか程度の活動をしていた[4][12][13]。本人によると、この松井祭時代は「消したい過去」との事。 2007年頃、アルバイト先だった渋谷の居酒屋でシュウペイと出会う。シュウペイの第一印象は「彼がギャル男だったので、すごい、ギャル男って本当にいるんだ!と思った。縦ノリで皿を洗う姿を見て、こいつとコンビ組んだら面白くなりそうだと思った」と話している[14]。その時自分は、ズボンのファスナーからマフラーを出していた状態だったという。シュウペイに惚れ込んだ松陰寺は約半年間彼をお笑いの世界に誘い続け、2008年4月30日にぺこぱ(当時の芸名は先輩×後輩)を結成。 2016年1月、自主製作CD『風』を発売。松陰寺自身が収録楽曲(全9曲)全ての作詞・作曲・編曲、演奏、レコーディングを手掛けた。2017年にはセカンドアルバム『雪(せつ)』も発表。[4][16]。 2018年4月、12年間アルバイトとして勤めていたカレー店が閉店[17]。そのあと勤め始めた葬儀屋の仕事も相まって、とても辛い時期だったという[18]。同年『M-1グランプリ2018』にて初の準々決勝に進出。 2019年春に結婚(『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送、2020年1月17日放送)にて報告)。当時すでに結婚したことはメディアで公表していたが、誰も話題を拾ってくれなかったと話している[19]。 結成12年目にして初の決勝戦進出となった『M-1グランプリ2019』にて、第3位となりブレイクを果たす。 2020年10月には50TAの公式ライバル「50PA」(ふぃふぴーえー)として参戦。 2022年10月9日、第1子女児が誕生[20]。12日(11日深夜)、レギュラーラジオ番組『ぺこぱのオールナイトニッポン0』の放送内で報告した[20]。 2024年1月23日、山口県庁にて山口県知事より「山口ふるさと大使」の委嘱状が交付された。 人物2014年、芸人としての仕事がほとんどなく、テレビでドラマの再放送観賞を楽しみとしていたころに観た『花より男子』(TBS)に登場する道明寺司(演:松本潤)のかっこよさに衝撃が走り「こういうのやってみたい」と考えるようになる[21]。また道明寺司という名前自体もかっこいいと感じたことから[14]、自身の本名である松井から「松」を取り、「道明寺」の音の響きと組み合わせ「松陰寺」という名字を考案。そこへ本名である勇太の文字を反対にした「太勇」を加えた松陰寺太勇が芸名となる[21]。松陰神社は自分の聖地と発言している[22]。また、本名の松井勇太名義で活動することもある。 衣装は紫のスーツ(M-1グランプリ2019決勝から)で、メイクをしたホスト風のキザキャラを演じる。またノリツッコまないボケが特徴である。頭を振る独特の動きやキャラのモチーフはCHAGE and ASKAのASKA。また「俺」を「フォレ」と言い換えるなど、一文字を「ファ」「フィ」「ヒュ」「フェ」「フォ」に換言することが特徴的であり、これは自身のTwitterでも頻繁に用いられている[23]。 趣味は野球で、高校時代は野球部に所属していた。千葉ロッテマリーンズのファン[4]。子どものころは巨人ファンで、広島市民球場に足を運び巨人の応援をしていた[24]。しかし、当時弱かったマリーンズを野球ゲームを通じて認識し、プレイしていくうちに奥の深さを知りファンになる[24]。夢は同球団の本拠地である千葉マリンスタジアム(現・ZOZOマリンスタジアム)で始球式をすることと明言していたが[4]、2021年4月20日に同球場にて行なわれた千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズ戦の始球式にコンビで登場し、夢が実現。ホットパンツ姿で球審を務めたシュウペイから「ボール」と判定されたが、素晴らしいピッチングを見せた[25]。また、千葉ロッテマリーンズが試合に負ける、あるいは引き分けるとTwitterに「実質勝ち」というような前向きな一言をツイートすることが恒例になっている。 その他の趣味は、ニュースウォッチ(政治)、日本史(特に幕末)、作曲[26]。特技は自転車。座右の銘は「人にはいろいろ事情がある」[27]。 最も貧乏だったころは、節約のためにコンタクトレンズを左目のみ装用していた。外国製の激安商品でアレルギー反応を起こすことから、1日使い捨てタイプ(ワンデイ)しか使えず、月に2万~3万円かかったという[18]。 自宅で「のすけ」という名前のジャックラッセルテリアを飼っている[28]。 お笑い第七世代と言われているが、「2008年にコンビ結成しているので第七世代ではない」と公言している[29]。 出演→コンビでの出演については「ぺこぱ § 出演」を参照
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脚注注釈出典
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