松江イングリッシュガーデン松江イングリッシュガーデン(まつえイングリッシュガーデン)は、島根県松江市西浜佐陀町にある庭園。 概要日本でも有数の本格的イギリス式庭園で、英国人庭師キース・ゴット(Keith Gott)をヘッドガーデナー(監修)として迎えている[1]。19世紀から20世紀における代表的な庭園様式に基づいており、「フォーマル・ガーデン」と「インフォーマル・ガーデン」という二つの対立する様式が混在するように配置されている。 元はルイス・C.ティファニー庭園美術館と合わせて松江ウォーターヴィレッジを成していたが、同美術館は所有者である堀内不動産と松江市との対立のために閉館となり、イングリッシュガーデンのみが残った。美術館の閉館後はイングリッシュガーデンに隣接して結婚式場が設けられたが[2]、イングリッシュガーデンは改装工事が長引いているため休園が続いている[1]。
施設現在イングリッシュガーデン改装工事が続いており、開園のめどは立っていない[3]。 コリドールコート民間企業への売却後に設けられた結婚式場(※園の売却から開業に至る経緯は後述)。 (園内の簡略図:[2]) 過去ルイス・C.ティファニー庭園美術館
アメリカにおけるアール・ヌーヴォーの第一人者、ルイス・C・ティファニーの作品を展示する美術館。松江市の誘致で2001年(平成13年)に開館したが、2007年(平成19年)3月31日をもって閉館した。堀内不動産(美術館の運営者)は閉鎖した理由として下記の5つを挙げ、批判する文章を庭園美術館の公式サイト(閉鎖済み)で公開していた[4]。
その後、「美術館誘致をめぐる不条理劇の顛末」と題した検証資料が庭園美術館の公式サイト(閉鎖済み)で公開された[5]。こちらは「地方分権礼賛への警鐘」(序章)・下記の6章・「未来に夢を」(終章)とその後の動きをまとめたものであり、後日談として「最高裁への上告は棄却となり確定」と「松江市、土地を返還せず現在も不法占有」の2項が設けられている[5]。
民間への売却2018年(平成30年)11月21日に結婚式場を運営する「ブライダルギャラリー・ノバ」への施設売却が報じられた後[6]、同年11月28日から開かれた11月松江定例市議会を経て施設売却が正式に決定した。同施設の運営は2019年(平成31年)4月1日から前述した業者に売却された後[3]、同年(令和元年)11月に結婚式場が開場した[注 2][7]。施設売却後は手入れをしていないことに関し、市民から「変わり果てた姿に愕然した」という旨の苦情が知事投書箱に寄せられている[8][9]。 アクセス
脚注注釈出典
外部リンク
座標: 北緯35度28分33.3秒 東経133度0分23.6秒 / 北緯35.475917度 東経133.006556度 |
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