本岐駅
本岐駅(ほんきえき)は、北海道(網走支庁)網走郡津別町字本岐にあった日本国有鉄道(国鉄)相生線の駅(廃駅)である。電報略号はホキ。事務管理コードは▲122605[2]。 歴史
駅名の由来開業時、当地は飜木禽(ぽんききん)村であったが[3]、「駅名としては字画多きに過ぐるため[5]」として省略され命名されたもので、後年地名も本岐となっている[6]。 「飜木禽(翻木禽、とも)」は現在のポンキキン川のアイヌ語名である「ポンキキン(pon-kikin)」(小さい・キキン川)に字を当てたものである。「キキン(kikin)」は果実の名称であり、エゾノウワミズザクラあるいはナナカマドの果実を指す[6][7][8]。この「キキン」の木(「キキンニ(kikin-ni)」)が川筋に多かったことから付いた、と考えられる名称である[6]。 語頭の「ポン(pon)」(小さい・子なる)は同地の網走川支流のうち、現在の恩根地区にある「オンネキキン(onne-kikin)」(大きい(親なる)・キキン川)[6]と比較し小さい川であったことから、対になるかたちでついたものである[6][7]。 →「恩根駅 § 駅名の由来」も参照
駅構造廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ほかに駅舎側に美幌方から分岐した側線を1本有し、ホームはその部分が切欠きホームとなっていた[4]。ホームは線路の西側(北見相生方面に向かって右手側)に存在し、駅舎が接していた。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能駅であった。業務委託駅となっていた。 利用状況利用状況の推移については以下の通り。年間の値のみ判明している年度の1日平均は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
駅周辺
駅跡「本岐地区多目的公園」となり、パークゴルフ場や交流センターの建物が建てられている。農業倉庫は残存している。 隣の駅脚注
関連項目外部リンク
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