朝日大学病院
朝日大学病院(あさひだいがくびょういん)は、岐阜県岐阜市にある学校法人朝日大学の附属病院。1943年に開設された村上外科病院を前身とする病院である。 概要
診療科26科、病床数400床(一般400床)を有する病院である。日本医療機能評価機構認定病院。臨床研修指定病院。救急指定病院として岐阜県知事により告示されている。 岐阜駅から徒歩10分以内という場所に立地しており、岐阜市中心部の地域医療を担う基幹病院の一つとなっている。本院は村上治朗により岐阜市若宮町に社団医療法人村上外科病院として設立され、地域医療及び医学・歯学教育への貢献のために学校法人である岐阜歯科大学に寄付された。前身の名前にある通り外科を中心とした病院であったが、大学病院への移行に伴い内科も設置され、岐阜市橋本町への移転や大学の名称変更に伴う改称を経て現在に至っている。 診療面に関しては整形外科と脳神経外科に強みを持つ。整形外科に関しては初代教授であった井上四郎医師(京都府立医科大学出身)が現在一般的な骨折治療で用いられている方法の一つであるレジン創外固定法や大腿骨頚部骨折に対するつば付きCHS(Compression Hip Screw)を考案したほか、早くからリウマチの外科治療に取り組むなど高度な診療水準を達成している。リウマチ・人工関節のほか、スポーツ外傷、とくに前十字靱帯再建術、脊椎外科分野には県内外から多くの患者が集まる。 脳神経外科においては、脳神経外科設置病院が多い岐阜医療圏の中で専門的な診療を行なっている。歯科口腔外科においては歯科二次医療機関として難抜歯や口腔腫瘍などの症例を紹介患者を中心に診療している。 内科関連に関しては、消化器内科においての内視鏡検査では一般のもののほか色素内視鏡や拡大内視鏡も用いられており、がん治療などを中心に実績を挙げている。 救急医療にも対応しており、岐阜市病院群輪番制(二次救急)に参加し年間5,000人以上の救急患者を受け入れている。また脳卒中に関しては、本院には2004年より脳卒中センターが開設されており、脳卒中専門治療チームによる救急診療体制が整えられているほか、救急隊やかかりつけ医などから直接専門医に連絡が行なえる脳卒中ホットラインが開設されている。 設備面においてはMRIや16列マルチスライスCT、マンモグラフィなど多数の高度医療機器を備えている。施設面においては1994年に東館が増築され、人間ドックを行なっている総合健診センターや40床からなる血液浄化センターが設置されている。また本院は2002年に岐阜県下で最初に「マンモグラフィ検診施設」の認定を受けている。病棟内には術後管理や重篤な患者を扱うHCUが10床整備されているほか、40床からなる回復期リハビリテーション病棟を設置し急性期を脱した患者のケアを行なっている。2014年に西館が増築され、増床及び総合検診センターの移転、放射線癌治療設備リニアックの設置が行われた。 また地域医療の担い手として、地域医療連携室を設置するなど病診連携にも推進している。これに関連し、開放型病床を20床設け開放型病院としての機関指定も受けている。 2012年4月に岐阜県下初の病院内のコンビニ(ホスピタルローソン)がオープンした。 2024年6月時点、岐阜県選挙管理委員会より、不在者投票のできる施設の一つとして指定されている。[1] 沿革
組織概要
診療科専門外来
交通アクセス最寄りのバス停JR岐阜駅からのアクセス
名鉄岐阜駅からのアクセス
脚注関連項目外部リンク |
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