一般社団法人日本女性航空協会(にほんじょせいこうくうきょうかい、英語: Japan Women's Association of Aviation, JWAA)は、日本の航空業界における女性たち[注釈 1]のためのネットワークとして、航空文化の発展を図り航空女性の厚生に寄与するための公益法人。
沿革
歴代理事長
- 柳田美代子(1952年5月 - 1954年) - 日本航空初代社長柳田誠二郎の妻[7]。エアガール (テレビドラマ)#日本民間航空の関係者の項目も参照。
- 西原小まつ(1954年5月 - 1967年) - 日本女性パイロットの草分け。
- 及位ヤヱ(1967年5月 - 1995年) - 日本女性パイロットの草分け。協会創立時から理事兼事務局長を務めた[8]。
- 北野蓉子(1995年12月 - 2009年) - 日本ヘリコプター輸送(全日本空輸)客室乗務員1期生[9]。
- 鐘尾みや子(2009年5月 - 現任) - 女性パイロット、元特許庁主席審判官[10]。
なお、初代の柳田美代子の頃は、理事長のほかにも会長の職が設けられ、麻生和子(当時の内閣総理大臣吉田茂の三女)が就いていた[11]。対外的には会長の方が協会を代表していたとみられる[注釈 2]。次代でも、麻生は、理事長を退任した柳田とともに顧問の地位にあった[12](麻生の場合は「最高顧問」とも表記[5])[注釈 3]。のちに、顧問の中には他に安倍洋子(元内閣総理大臣岸信介の長女)の名もあった[5]。
脚注
注釈
- ^ 会員の中に自然人のほかに団体が含まれるもの。定款第6条を参照。
- ^ 創立時の協会に置かれていた会長は、理事などの役員としての職責を負わない名誉職に近い立場であったと考えられるが、要人に身近な人物が会長となっていたことからも、協会の中での最高の地位であったとみなすことができる。
- ^ なお、退任した理事長が顧問になることは世間一般の慣行から見て珍しいことでなく、及位ヤヱの代でも、前任の西原小まつが顧問であった。また、代替わりとともに、協会創立時からの理事であった木部シゲノも顧問となった[5]。
出典
関連項目
外部リンク