新八日市駅(しんようかいちえき)は、滋賀県東近江市八日市清水二丁目にある近江鉄道八日市線(万葉あかね線)の駅である[4]。駅番号はOR16。
歴史
以前は当駅から御園駅(開業時は飛行場駅)に向かっていた(御園方面への分岐点は当駅の近江八幡駅寄りにあり、新八日市からはスイッチバックする形であった)[6]。近江鉄道に合併後、八日市駅方面への線路が敷設され、御園方面の通称”飛行場線”の区間は、長い休止期間を経て、後に廃止された。御園駅方面の隣駅は八日市中野駅であった[6]。
年表
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。平日朝(7時から8時50分まで)および夕方(16時から19時30分まで)のみ有人となる(運用時間は2021年時点)[4]。ただし、夕方は降車客の改札業務のみである。なお、ホーム間は構内踏切で連絡している。木造駅舎を有する。
のりば
※案内上ののりば番号は割り当てられていない。
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構内踏切(2020年10月、付近には
ワム80000の倉庫がある)
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ホーム(2020年10月、構内踏切より)
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駅名標(2020年10月、副駅名導入前)
駅舎
薄緑色に塗装された[11]、洋風建築の駅舎を持つ[4]。開業時に建てられた駅舎であると言われていたが、開業9年後の1922年(大正11年)に建てられたとされている[3][4][10][11]。駅舎2階はかつて八日市線の前身である湖南鉄道、八日市鉄道の本社として使用されていた[3][4][20]。建築当時は西側に平家部分があったが取り壊され、空き地となっている。駅舎1階には八日市鉄道時代までの特等客用待合室だったスペースがあったが[4]、現在は板で塞がれている[21]。外壁は夏季にはツタで覆われる[3]とあるが、他の季節でも覆われている。
利用状況
近年の一日平均乗車人員の推移は下記のとおり。(東近江市統計書より)
年度
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一日平均 乗車人員[注釈 2]
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2002年(平成14年)
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393
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2003年(平成15年)
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379
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2004年(平成16年)
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376
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2005年(平成17年)
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417
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2006年(平成18年)
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435
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2007年(平成19年)
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433
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2008年(平成20年)
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430
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2009年(平成21年)
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424
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2010年(平成22年)
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429
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2011年(平成23年)
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441
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2012年(平成24年)
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448
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2013年(平成25年)
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466
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2014年(平成26年)
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463
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2015年(平成27年)
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494
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2016年(平成28年)
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505
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2017年(平成29年)
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[* 2]491
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2018年(平成30年)
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[* 3]501
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2019年(令和元年)
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[* 1]493
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駅周辺
住宅密集地にあるが、付近には商店や宗教法人の教会がある。公立小学校は駅から北西へ少し離れた所にある。国道421号(八風街道。駅付近は滋賀県道13号彦根八日市甲西線との重複区間)は駅南側を、近江鉄道本線(水口・蒲生野線)は駅東側を通る。
タクシー路線
駅前にちょこっとタクシー「新八日市駅」停留所があり、小脇・建部エリア(八日市駅と阿賀神社(太郎坊宮)付近を巡回するエリアタクシー[23])が経由する(要予約)。
隣の駅
- 近江鉄道
- ■八日市線(万葉あかね線)
- ■快速
- 通過
- ■普通
- 太郎坊宮前駅(OR17) - 新八日市駅(OR16) - 八日市駅(OR15)
かつて存在した路線
- 近江鉄道
- 八日市線
- 新八日市駅 - 八日市中野駅
脚注
記事本文
注釈
- ^ (※副駅名称の「カネヒョウ」は、この古美術商(骨董品店)の運営会社)
- ^ 東近江市統計書に記載のある年間乗車人員を年間日数(365または366)で除している。なお、小数点以下は四捨五入している。
出典
統計
参考文献
関連項目
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外部リンク