戸田真琴
戸田 真琴(とだ まこと、1996年10月9日 - )は、日本の文筆家、映画監督[1]。元AV女優。 AVデビュー当時はバンビプロモーションに所属していたが、のちに同プロ系列のBstarに所属。引退後はmakolin house(まこりんハウス)所属[2]。 経歴自営業の父と宗教心に厚い母のもとに生まれる[3]。新興宗教3世で[4]、いわゆる機能不全家族だったという[3]。親の信じる宗教の矛盾などに中学生ごろに気付き、反発。次第に家庭内を始め、他者とのコミュニケーションにおいても生きづらさを感じるようになる[4]。大学進学時には一人暮らしができるよう、わざわざ実家から通えない大学(美術大学[5])を選んだ。学費は奨学金で賄い、のちにAV女優業で全額返済できたという[4]。 2016年6月にSOD新レーベル青春時代より『「私、Hがしてみたいんです」 戸田真琴 19歳 処女 SOD専属AVデビュー』でデビュー[6]。のちのインタビューでは、前述した家庭環境からくる性的コンプレックスがあり、「自分の人生は一度行き詰まったので捨てよう」と思ったことなどがデビューの理由だと答えている[7]。 同年10月、アイドルグループ「原宿バンビーナ」に加入[8]。11月にSOD Starにレーベル移籍。 2017年3月、東京スポーツ「あの娘で抜きたい裏通りWebグランプリ2016」の新人賞&作品賞(SOD青春時代)を受賞[9][10]。 2017年、講談社「ミスiD2018」に応募[11]し、プレエントリーを突破[12]。 2017年6月27日、第1回大森靖子賞を受賞。8月4日に原宿バンビーナを卒業。11月3日、前述したミスiD2018受賞者に選ばれる[13]。 2018年5月、DMM R-18 アダルトアワード2018で話題賞を受賞[14]。同月に行われた第30回ピンク映画大賞で新人女優賞受賞[15]。同年11月にはスカパー!アダルト放送大賞2019女優賞にノミネート[16]。2019年3月12日に女優賞を受賞した[17]。 2019年、「監督処女 戸田真琴実験映画集プロジェクト」を通して映像監督デビュー予定であることが発表された[18]。映画制作資金として200万円を募った結果、開始2時間で目標達成。最終的に450人の支援者からその3倍の約600万円を集め、大きな話題となった。3本のショートシネマをまとめた監督映画『永遠が通り過ぎていく』は2019年12月20日、MOOSIC LAB 2019特別招待作品として劇場公開された[19]。 2020年12月に発表された「FLASH 2020年現役最強セクシー女優BEST100」読者投票・第14位[20]。2021年4月に発表されたアサヒ芸能「2021現役AV女優SEXY総選挙」で第24位[21]。同年8月発表「読者300人が選んだFLASH 2021セクシー女優ランキング」読者投票23位[22]。 2021年4月より写真家の飯田エリカと「I‘m a Lover, not a Fighter.」プロジェクトを開始。ディレクション・衣装スタイリング・コピーライティング等を務める[23]。 2021年12月発売作品をもって青春時代レーベルから続く約5年間務めたSOD専属を卒業。さらに2021年12月14日発売の光文社『FLASH』で2023年1月でAV女優を引退することを発表した[24]。残り1年はFALENO専属で活動し、AV女優引退後も表現活動は継続する[25][26]。ただしモノづくりが本分との考えから、女優活動に関しては自身の監督作では考えていないと回答している[27]。 光文社『FLASH』発表の2021年セクシー女優ランキング第10位[28]。 2022年開始の架空バンド「APL」プロジェクトにはスタイリストとしてかかわる[29]。同年9月13、14日に東京・原宿RUIDOで行われた「ミルジェネ10周年記念LIVE Sweet Memories」に歌手として出演[30]。 2022年12月5日、AV女優引退作『戸田真琴、引退。私が最後にやりたかったこと』をFALENOから配信開始。DVD版は2023年1月12日発売。同作は12月5日週FANZA通販フロアランキングで初登場2位を記録した[31]。 2023年1月31日に月見ル君想フで行われたライブ「戸田真琴Last Show『Sweet Sweet Beginning』」をもって「AV女優・戸田真琴」としての活動にピリオドを打った。同年5月、初の私小説『そっちにいかないで』を発売[32][33]。 文字や映像作家として表現したいものは、エロティックとは異なるものであるが、つながって見えることが生き物として面白いと考えてたため、女優業引退後も「戸田真琴」名義を継続する。ミスiD審査員としてつながりのある吉田豪は変えないことを強く推したという[5]。 人物趣味は映像編集。キャッチコピーは「どスケベ小動物」[34]。 中学時代は美術部部長。生徒会副会長[35]。親が新興宗教にはまっていたという特異な環境で育つ[27]。戸田自身は熱心な信者ではないが、親との関係悪化を恐れて脱会まではしていない[4]。母のミサンドリーからくる教えで、「婚前交渉禁止」を言い渡されていた[4]。 好きな映画ベスト3は『ミステリー・トレイン』、『ライフ・イズ・ビューティフル』、『スタンド・バイ・ミー』[36]。 幼いころは母の顔色を伺うあまり、意見の言えない子供だった。これは成人後の性格にも影響しており、他者の意見にNOが言えず、ひとりになった際に軌道修正することがある[3]。 「AVは異世界転生」と述べており、デビュー直後以外は素の自分を入れずに演じていた[37]。切り分けることでバランスを取れること、自分を入れると「かわいくありたい」と思ってしまい、監督やカメラマンの求める「エロ」と異なる可能性があることを理由に挙げていた。ただし、きちんと切り分け、迷いをなくすため、演じるうえでの疑問や意図はスタッフ側に投げかけていた[37]。またAV引退については「仕事に対して誠実でいたいから辞める。(AV女優でなくなっても)自分は生きてきていいんだと思えたから辞めます」と引退理由を述べている[38]。また、AVに出たことは自分自身ではよかったことと捉えているが、真似はしてほしくないと考えており、「友達が出ると言ったら全力で止める」と述べている[5]。 コラムニストとしても活動しているが、日記や手紙を推敲するのは好きなものの、文章が得意という意識はないという[39]。 ダメな子と言われ育てられた環境から、自身では「自己肯定感が著しく低い」(自分では好きだが、他人からの評価が低いと思っている)性格と述べている[5]。 作品アダルトDVD特筆しない限りSODクリエイトから発売。 青春時代2016年
SODstar2016年 2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
FALENO
アダルトVR特筆しない限りSODクリエイトからリリース。 2017年
2019年
2021年
イメージDVD
書籍・その他写真集
ROM写真集
同人写真集
モデル
単行本
雑誌
連載
トレーディングカード
フィギュア
監督作品映画ミュージックビデオアダルトビデオ
出演映画
オリジナルビデオ
イベント
テレビ
ウェブテレビ
ウェブラジオラジオ
ゲーム
パチンコ
脚注
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia