恋におぼれて (ロバート・パーマーの曲)
「恋におぼれて」(原題:Addicted to Love)は、イギリスの歌手ロバート・パーマーが1985年のアルバム『リップタイド』で発表した楽曲。1986年にはシングル・カットされた。 背景作詞・作曲はパーマー自身により、夢の中に出てきたリフレインを、起きてすぐにハミングで録音し、それを元に完成させた[11]。当初はチャカ・カーンとのデュエット曲として企画され、実際に両名のボーカル・パートが録音されたが、カーンのマネージメントの反対により、最終ミックスでは彼女のパートが外された[12]。そして、カーンはクレジット上では「ボーカル・アレンジメント」を担当したことになっている[11]。本作のレコーディングには、パワー・ステーションでパーマーと共演したアンディ・テイラーやトニー・トンプソンらが参加した[11]。 ミュージック・ビデオはテレンス・ドノヴァンが監督し[11]、黒い衣装を着た女性モデルによるバンドを従えて、パーマーが歌うという内容になっている[13]。女性モデルのメイクに関しては、パトリック・ナゲル(デュラン・デュランのアルバム『リオ』のジャケット等を手がけたイラストレーター)の作品が参考にされた[11][13]。 反響・評価全英シングルチャートでは16週トップ100入りして、最高5位を記録し、自身初の全英トップ10シングルとなった[5]。アメリカでは1986年5月3日付のBillboard Hot 100で1位を獲得して、自身初の全米トップ10シングルとなり[3]、1989年1月にはRIAAによりゴールドディスクの認定を受けた[2]。 第29回グラミー賞では最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞し、最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞にもノミネートされた[14]。 カヴァーティナ・ターナーによるカヴァーティナ・ターナーはライヴで本作をカヴァーしており、1988年発売の2枚組ライヴ・アルバム『Tina Live in Europe』に収録された[12]。なお、同アルバムは、日本では13曲を抜粋した1枚物のアルバム『モア・ライヴ!』として発売され、本作のカヴァーも収録された[15]。ターナーのヴァージョンは、イギリスやヨーロッパでシングル・カットされた。 その他
脚注
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