徳島県南部健康運動公園
徳島県南部健康運動公園(とくしまけんなんぶけんこううんどうこうえん)は、徳島県南部の阿南市桑野町・山口町に位置する運動公園。コンセプトは「子どもからお年寄りまで気軽にスポーツを楽しめる施設」。
施設JAアグリあなんスタジアム(野球場)→詳細は「JAアグリあなんスタジアム」を参照
JAアグリあなん陸上競技場あななんアリーナ(屋内多目的施設)JAアグリあなんテニスコート
多目的広場災害対策用ヘリコプターの離着陸に対応しており、南海地震や大型台風時などの活動拠点として、「県南地域の防災計画上重要な施設」として県の広域防災活動計画の中でも重視されている。[2] JAアグリあなんキッズ広場(遊具広場)
大型複合遊具のモチーフはタヌキであり、「たぬポンランド」として子供から大人まで家族で楽しめる施設が芝生上に配置されている。[2] 管理棟
ユニバーサルデザインが追求され車椅子対応エレベータが採用されている。また公園内の全トイレは男女ともにチャイルドシートを備えた仕様となっている。[2] 駐車場
その他緑のリサイクル施設以下は工事発注前公告時の建通新聞2008年7月4日記事による。
同所のフェンスは、野球場を見やすくするために観客席のフェンスを張り替えた際に取り外したものが流用されている。[3] このほか、南海地震等の地震予知研究のための観測施設が設置されている。 競技施設(多目的広場・管理棟含む)は阿南市が管理、競技施設以外(遊具広場、散策路など)は徳島県が管理している。 整備中の施設全施設の完成時期は2012年度の予定だが遅れる模様。[4]
未供用部分も含めた総面積は約70ha[5]。この70haは第1期計画であり、隣接して第2期計画(50-60ha)も実施するとしていた。しかしその後の報道や発表では第2期に関する説明は出ていない。 特徴しだれ桜"日本一の景勝地"へ2005年頃、公園の周囲を桜で埋め尽くそうと園内周囲傾斜面にはしだれ桜が1,500本が地元住民により植栽されており、将来の「日本一の名勝地」を目指して地域の期待とともに育てられつつある[6][7][8]。 このほか2007年5月13日に県は、県施設第4となるアドプト・プログラム[9]を地元婦人会と締結。アグリあなんスタジアム(野球場)前の花壇の維持管理が行われている[10]。 どんぐりプロジェクト徳島県南部総合県民局では2005年より企業や学校と共に、開発で失われた緑を取り戻そうと、地域の針葉樹から集めたドングリを育てて苗にし、植樹によって環境保全を図ろうというどんぐりプロジェクトをボランティアとしてゼロ予算で行っている。2007年10月23日時点で7万個の種子を収集し3万5千個が苗として育ち[11]、2008年度には緑化活動を支援する特定非営利活動法人瀬戸内オリーブ基金から100万円の助成金を受ける予定。 2007年10月23日には同取り組みとして、当運動公園敷地において知事をはじめ企業従業員や小学生ら約270人が約1,000 m2にクヌギやアカガシなど10種類約4,000本の植樹を行った[12]。既に同事業で那賀町内に植樹されている約6,000本[13]と合わせ、これで徳島県南部において計約10,000本がゼロ予算で緑化されたことになる。 またアグリあなんスタジアム(野球場)開園前の2007年3月4日には、地元小学生や飯泉嘉門知事らがバットの素材にもなるマルバアオダモの苗木などを植樹している[14]。 修景池とアイガモアグリあなんスタジアム(野球場)入口ゲート横の修景池(約2,300m2)では、2007年7月14日からアイガモが6羽暮らしている。これは徳島市の新町川水際公園で飼育されているファミリーにおいて同年5-6月に誕生したヒナが里親として引き取られたものである。これにより池が来園者の憩いの場となったとする[15]。2008年3月には阿南市那賀川町の平島上保育所が統合するのに伴い、飼育されていた2羽のカモが新たに池に移された[16]。 歴史
備考園内道路の制限速度は20 km/hに規制されている。 ニホンマムシ、イノシシ及びスズメバチと遭遇した際の対処法が書かれた看板が設置されている。さらに2008年7月、徳島県立富岡東高等学校生が迫力のある蛇や蜂の絵を描いた看板が設置され利用者に好評である[20]。 工事に伴い桑野谷遺跡が発掘され、平安時代の遺物を確認。同時代の寺院や役所が近辺に存在した可能性が考えられている。 徳島県美馬郡[21]にも同様の「徳島県西部運動公園」(仮称)を造成する構想がある。 交通車によるアクセス方法(要所) 阿南市のほぼ中央に位置。
近隣の同様の施設周辺
脚注
外部リンク
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