岸町 (東京都北区)
岸町(きしまち)は、東京都北区の町名。現行行政地名は岸町一丁目及び岸町二丁目。住居表示実施済み区域である。 地理東京都北区の地理的中央に位置する。南北に狭小で細長い町域を持つ。北東を東十条、南東を王子、南の一部で西ケ原、南西を王子本町、北西を中十条と接する。 町域東辺をJRの鉄道路線と接し、町域北端と南端付近にそれぞれ2駅が所在する。 地価住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、岸町1-16-2の地点で51万9000円/m2となっている[5]。 歴史岸とは本来荒川右岸にあたる一帯の村名であったが、1322年(元亨2年)、現在の王子本町に王子神社が勧請された際、村は王子村と改称し、当時岸稲荷と呼ばれていた王子稲荷神社周辺に岸の名が残されたという。江戸時代には王子村の小名として岸・岸ノ上が存在している。 1871年(明治4年)11月14日に浦和県(現埼玉県)から東京府に編入された。岸・岸ノ上は明治以降も王子村の字、王子村大字王子の小字、王子町大字王子の小字と変遷しつつ存続した。1932年(昭和7年)王子町が東京市に編入されて王子区王子町となると、岸の名は一端消滅するも、1939年(昭和14年)王子町・下十条町の各一部に岸町が成立し、復活した。1963年(昭和41年)住居表示を実施して現在に至る。 地名の由来伝承によれば、王子村は荒川の上流から見て氾濫原の右岸にあたる台地であったことから古くは岸村と呼ばれた。 世帯数と人口2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
学区区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年10月時点)[12][13]。
交通鉄道町域内に鉄道駅は所在しない。しかし、徒歩利用可能圏内に鉄道駅が所在する。 道路町域内を南北に分断するように東京都道455号本郷赤羽線が東西に走る。 事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
施設町域が狭小なために大きな施設などは目立たないが、比較的大きな施設として名主の滝公園が挙げられる。 岸町一丁目岸町二丁目
その他日本郵便関連項目脚注
外部リンク |