山部駅
山部駅(やまべえき)は、北海道富良野市山部中町1にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅(廃駅)である。駅番号はT32。電報略号はヤマ。事務管理コードは▲110402[2]。 かつては急行「狩勝」の停車駅で、2024年3月15日まで運行された同名の快速が停車していた[3] 。 歴史
駅名の由来当駅の所在する地名より。地名は現在の山部川のアイヌ語名(松浦武四郎の旧図に「ヤマイ」、明治期の地図に「ヤマエ」と記載あり)からとされているが、原義は忘れられている[11]。 原義については「ヤムペ(yam-pe)」(冷たい・水)、「ヤムアエ(yam-a-e)」(栗を・我ら・食べる)、「ヤムペッ(yam-pet)」(冷たい・川)といった説が考えられている[11][12]。 駅構造廃止時点では相対式ホーム2面2線を持つ地上駅であった。跨線橋はなく構内踏切を使用していた[8]。2番線ホームには1911年に建造されたレンガ造りのランプ小屋が残されている[13]。(無人駅) のりば
利用状況乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。 また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺山部の街並みがある。1966年5月1日に富良野市へ吸収合併された山部町の中心市街地である[15][16]。
地域開拓のきっかけは1898年設置の北海道大学[注釈 2]第八農場と1899年に国有林の払い下げを受けた東京帝国大学北海道演習林だったが、第二次世界大戦後の農地改革により、北大農場は1950年に解消され、東大演習林も付属農地を売却した。また、山部駅付近にはアスベスト(石綿)鉱山が点在し、野沢鉱山や山部石綿鉱山などが操業していたが、1970年代までに採掘は中止されている。 隣の駅脚注注釈出典
JR北海道
関連項目外部リンク
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