山王 (大阪市)
山王(さんのう)は、大阪府大阪市西成区の町名。現行行政地名は山王一丁目から山王三丁目。 地理西成区の北東端に位置する。 浪速区と天王寺区と阿倍野区との境目に近い1丁目と2丁目は、細い路地が入り組む昔ながらの商店街や長屋が建ち並び、さながら昭和か大正かと思わせるノスタルジックな趣の町並みを醸し出している。 南に下った3丁目には、大正時代から続く飛田新地という日本最大級の旧遊廓がある。 戦前から戦後にかけて数多くの芸人が住んでいた地域であり、その名残を後世に伝えるための『てんのじ村記念碑』(1977年11月建立)が存在する。難波利三の直木賞受賞作『てんのじ村』(1984年)の舞台として有名になった。 西隣の太子、萩之茶屋地区には釜ヶ崎(あいりん地区)があるが、エリア的に新今宮駅、萩ノ茶屋駅周辺を指し、山王地区とは全くの別地区である。その誤解を嘆く声として、「現在の山王はあいりん地区だと言って特別な恩典もないのみならず、釜ヶ崎と一把ひとからげにされた山王町が大いに迷惑している。それは、戦前の山王町は、住吉区であり、隣り合っているとはいえ別の区であったことを思うと、この呼称に憤りを覚えている」と大阪春秋に掲載されている[5]。 歴史
世帯数と人口2019年(令和元年)9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
学区市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[11]。なお、小学校・中学校入学時に学校選択制度を導入しており、通学区域以外に西成区にある以下の通学区域に隣接する校区にある小学校、西成区内にある中学校から選択することも可能[12]。
事業所2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[13]。
交通鉄道道路
教育機関
医療機関
施設
団体その他日本郵便脚注
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