山梨県道702号富士精進線(やまなしけんどう702ごう ふじしょうじせん)は、山梨県南都留郡鳴沢村の富士山五合目から同県同郡富士河口湖町精進に至る一般県道である。
概要
かつては富士吉田市の富士山6合目の山梨県道701号富士上吉田線重複区間内が起点であったが、2023年12月に骨子案が示された山梨県における富士山登山者抑制政策により県道区間が見直された。
路線データ
歴史
1923年(大正12年)に山梨県が掘削した精進湖から船津口4合目付近の路線と河口湖から6合目に至っていた「船津口登山道」を前身とする。「精進口登山道」として知られるルートであったが、富士スバルラインの開通により利用者が低迷したとされる。
年表
- 1958年(昭和33年)10月6日:路線認定(起点:富士山五号目 終点:上九一色村精進[1])
- 2023年(令和5年)12月20日:山梨県知事定例記者会見において当路線の泉ヶ滝 - 五合目ロータリー間の県道廃止と県が有する通路・料金所化方針が示される[2]。
- 2024年(令和6年)
- 2月1日:富士吉田市上吉田字富士山北向5618番地先 - 南都留郡鳴沢村字富士山8545番1地先間の路線延長・幅員をそれぞれ0mとする区域変更を実施(県道廃止)[3]。
- 時期不明:当該区間の管理を山梨県県土整備部富士・東部建設事務所吉田支所から山梨県知事政策局富士山保全・観光エコシステム推進グループに移管。
- 7月1日:旧単独区間(スバルライン交点 - 泉ヶ滝・県道701号富士上吉田線交点間)を富士山吉田口県有登下山道「吉田口五合目泉ヶ滝登山道」に指定[4]。
路線状況
2024年現在、前述のとおりほぼ全線にわたってアスファルト等による舗装がなされていない未舗装路であり、車両の通行を禁止されている道路(登山道)である。
通称
重複区間
道路施設
地理
通過する自治体
交差する道路
脚注
出典
- ^ 昭和33年10月6日山梨県告示第276号
- ^ 幸太郎, 長崎 (2023年12月21日) [2023-12-20]. Written at 山梨県庁防災新館401,402会議室(山梨県甲府市). 令和5年12月20日水曜日知事定例記者会見 (Speech). 山梨県知事定例記者会見. 山梨県知事政策局広聴広報グループ: 山梨県. 2024年2月3日閲覧。
- ^ 山梨県知事、2024年、「道路の区域変更(令和6年2月1日山梨県告示第20号)」、『山梨県公報』(PDF)第445号、山梨県 p. 25
- ^ 山梨県知事、2024年、「山梨県富士山吉田口県有登下山道設置及び管理条例に基づく区域等の指定(2024年5月17日山梨県告示第132号)」、『山梨県公報』(PDF)号外第19号、山梨県 p. 2
関連項目
山梨県の県道 |
---|
主要地方道 | |
---|
一般県道 |
甲府・中巨摩エリア | |
---|
東山梨エリア | |
---|
笛吹エリア | |
---|
峡南北部エリア | |
---|
北都留エリア | |
---|
北巨摩エリア | |
---|
南都留エリア | |
---|
峡南南部エリア | |
---|
|
---|
|