尾上松緑 (4代目)
四代目 尾上松綠(よだいめ おのえ しょうろく、新字体:松緑、1975年〈昭和50年〉2月5日 - )は、俳優、歌舞伎役者。屋号は音羽屋。定紋は四ツ輪に抱き柏、日本舞踊家としての紋は藤輪に花菱。歌舞伎名跡「尾上松緑」の当代。 荒事や世話物や書き物などの男性的な役柄を得意とし、舞踊や立廻りなどにも定評がある。 また六世藤間勘右衞門として日本舞踊の藤間流勘右衛門派の家元もつとめる。 本名は、藤間あらし[1]。 年譜
受賞歴
人物12歳で父・初代尾上辰之助(1987年死去)、14歳のときには祖父・二代目尾上松緑(1989年死去)と、頼るべき肉親を相次いで亡くす苦難を味わった。以後は父の旧友であり、音羽屋一門宗家にあたる七代目尾上菊五郎に直に師事することになる。 2003年12月に長女、2006年1月に長男が誕生[4]。この長男が2014年6月に三代目尾上左近を襲名、初舞台を踏んだ。 結婚16年目の2016年に長らくの別居生活を経て離婚。子どもたちの親権は母親が持つという[2]。 映画、時代劇、漫才、コント、アニメ、音楽鑑賞、読書、漫画、プロレスなどが趣味。講談好きとしても知られる。 暁星高等学校[5]中退。学生時代には友人で同級生だったcali≠gariの村井研次郎の影響でバンドを組んだことがある。 主にヘヴィメタルのバンドだったといい、初めて買ったギターはアイバニーズ社のジョー・サトリアーニモデル。ヘヴィメタルを愛聴していたことがきっかけで、音楽評論家で元BURRN!編集長の酒井康と音楽雑誌『炎』誌上で対談している。酒井は金髪にウエスタンブーツという出で立ちの歌舞伎役者を見て仰天したことを回想している[6]。好きなギタリストはエドワード・ヴァン・ヘイレンとランディ・ローズとジョン・サイクスなど。日本人ではエース清水と和嶋慎治の名を挙げている。 1995年にはオールナイトニッポンのDJを務めている。その時はBGMにアイアン・メイデンを流したり、初めて感動した本は漫画『北斗の拳』だったと明かしている。 また、自身も父・初代辰之助譲りの酒豪としても知られ、俳優祭の模擬店ではドリンクコーナーでのバーテンダーを毎回務めており、自身の配信番組ではオフィシャルドリンクを『檸檬堂』とするほか、毎回ウイスキーのボトルを空けるほどである。 2020年7月に新型コロナウイルス感染症流行の影響下で新宿シアターモリエールで行われた舞台「THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-」で出演者・スタッフ・関係者・観客にも感染者が見つかるクラスターが発生[7] すると、同月12日ブログで「感染者が出てしまった事、感染してしまった事に腹を立てているのではない。それは現状、いつでも何処でも誰にでも起こり得る事だから。」と断った上で、予防意識の低さや観客を危険に晒したこと、感染リスクを考慮して踏みとどまり舞台再開に向けて感染リスクを下げる努力をしている舞台業界の信用を失墜させたことを指摘し、激怒している[8][9][10]。 主な出演作・当たり役歌舞伎代表的な当たり役は以下の通り。
現代劇テレビドラマ脚注
外部リンク |
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