富裕県
富裕県(ふゆう-けん)は中華人民共和国黒竜江省チチハル市に位置する県。県人民政府の所在地は富裕鎮。国家級貧困県に指定されている。
地理北部は訥河市、東部は依安県、南東は大慶市・林甸県、南西は鉄鋒区・建華区、北西から南西にかけては嫩江が流れている。これが甘南県と梅里斯ダウール族区との行政区境となっている。 歴史富裕は県内を流れる烏裕爾河の名称が転訛したものである。 清代は斉斉哈爾副都統の管轄であり、1685年(康熙24年)に塔哈爾站(現在の塔哈鎮)、寧年站(現在の富裕鎮)が設置された。清末民初は県西部は竜江府(後に竜江県と改称)、東部は伊克明安旗に属した。 独立した行政区画としては1929年(民国18年)3月19日にされた富裕設治局である。 満洲国が建国されると1933年(大同2年)10月1日に富裕県に改称され黒竜江省の管轄とされた。翌年12月には竜江省へ移管された。戦後は嫩江省とされたが、1949年5月に嫩江省が廃止されると黒竜江省に編入され、1985年以降はチチハル市の管轄となり現在に至る。 行政区画→「中華人民共和国の行政区分」を参照
下部に6鎮、3郷、1民族郷を管轄: 経済交通鉄道
道路健康・医療・衛生
関連項目
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