亜寒帯冬季少雨気候
亜寒帯冬季少雨気候(あかんたいとうきしょううきこう)とはケッペンの気候区分における気候区のひとつで冷帯(亜寒帯)に属する。冷帯冬季少雨気候(れいたいとうきしょううきこう)・冷帯冬季乾燥気候(れいたいとうきかんそうきこう)・冷帯夏雨気候(れいたいかうきこう)ともいう。Dに分けられる気候の中でも亜寒帯湿潤気候と比べて、定義上は降水量の違い以外は無いが、冬季は乾燥しているため亜寒帯湿潤気候よりも気温が下がりやすく、気温の年較差が大きくなりやすい。 符号はDwa/Dwb/Dwc/DwdでDは寒帯、wは冬季乾燥(wintertrocken)を示す。 アリソフの気候区分では気候帯5-4.中緯度東岸海洋性気候に相当する[1]。 気候の特色
この気候の成立条件
さらに、最寒月・最暖月平均気温によって次の4つに分けられる。
分布この気候となるのはシベリア東部・中国東北部・朝鮮半島など、ユーラシア大陸東北部に限られる。 冬季には優勢な停滞性のシベリア高気圧に覆われ、低圧部が生じ難いことが原因である。 典型的な都市DwaDwbDwcDwdこの気候区はロシアサハ共和国の一部にのみ分布する。
土壌と植生褐色森林土の分布する南部は混合林(混交林)、ポドゾルに覆われる北部はタイガ(モミ、エゾマツ、トドマツなどの針葉樹の純林)が広がっている。シベリア東部内陸部では、夏の暑さと年降水量250mm以下の少雨により灌木林が広がっているところがある。 産業
脚注
参考文献
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