宝塚歌劇団13期生

宝塚歌劇団13期生(たからづかかげきだん13きせい)とは、1923年(大正12年)に宝塚歌劇団(当時の名称は宝塚音楽歌劇学校/宝塚少女歌劇団[注釈 1])に入団し、1924年(大正13年)に初舞台を踏んだ48人を指す[2]

概要

1924年初舞台生の公演演目は、花・月・雪組合同公演『カチカチ山』『女郎蜘蛛』『アミノオの功績』『身替音頭』『小さき夢』[3]

一覧

芸名[2] 読み仮名[2] 誕生日 出身地 出身校 芸名の由来 愛称 役柄 退団年[2] 備考
暁るり子 あかつき るりこ 1929年
秋菊子 あき きくこ 岡山県[4] 山陽高等女学校[4] 秋の庭に氣高く匂へと念じて命名[5] 1928年
浅茅のぶ子 あさじ のぶこ 1929年
天原ふさ子 あまはら ふさこ 1927年
有馬そよ子 ありま そよこ 1927年 娘は二代目・有馬そよ子[6]
淡路島子 あわじ しまこ 1927年
幾代千歳 いくよ ちとせ 1926年 在団中に死去
浮田るい子 うきた るいこ 1925年
榎木浪路 えのき なみじ 1927年
大江美智子 おおえ みちこ 大阪府大阪市北区 娘役 1930年 花組主演娘役
父は新派俳優・剣劇俳優
小倉一子 おぐら かずこ 男役 1931年
尾上高子 おのえ たかこ 1925年
甲斐珠子 かい たまこ 1927年
鵲しも子 かささぎ しもこ 1932年
紅千鶴 くれない ちづる 6月15日[7] 大阪府大阪市西区[8] 同期生である暁るり子と相談した上で命名[8] 娘役 1933年 娘は千春京子[6]
孫は万理沙ひとみ秋園美緒[6]
柵愛子 しがらみ あいこ 1927年
静弘子 しず ひろこ 1926年
霜野長谷子 しもの はせこ 1月1日[7] 京都府 ナーヤン
もうちゃん[9]
男役 1941年
白藤歌子 しらふじ うたこ 1930年 娘は二代目・白藤歌子[6]
点字図書館録音のボランティア活動を行う
白雪朝子 しらゆき あさこ 1931年
末野松山 すえの まつやま 1932年
菅つや子 すが つやこ 7月11日[7] 1935年
墨染清子 すみぞめ きよこ 1929年
瀬川えみ子 せがわ えみこ 1928年
園つる子 その つるこ 1927年
高尾咲子 たかお さきこ 1928年
高松友子 たかまつ ともこ 3月26日[7] 京都府[10] ミヤさん 娘役 1936年 後に岡眞砂(おか まさご)に変更
田子宇羅子 たご うらこ 8月30日 兵庫県神戸市[11] セッちゃん[11] 娘役 1945年 舞踊家・出口節子[12]
母は宝塚少女歌劇団ダンス講師の出口秀子
立川糸子 たちかわ いとこ 1929年
龍田錦子 たつた きんこ 1929年
千鳥守 ちどり まもる 1927年 在団中に死去
露野まき子 つゆの まきこ 1930年
錦あや子 にしき あやこ 1月21日[7] 兵庫県 オデコ 娘役 1938年
花園かね子 はなぞの かねこ 1927年
速水岩子 はやみ いわこ 7月15日[7] 1935年
故郷かほる ふるさと かおる 1927年
星明子 ほし あきこ 1927年
松藻邦子 まつも くにこ 1928年
松山浪子 まつやま なみこ 10月23日[7] 1937年
三浦時子 みうら ときこ 3月20日[7] 鳥取県[13][14] タッチン[15]
金時[14]
両役 1941年
三笠文子 みかさ ふみこ 1930年
三室もみぢ みむろ もみぢ 1928年
美山田鶴子 みやま たづこ 1932年
三好秋子 みよし あきこ 1927年
八十島舟子 やそじま ふなこ 1925年
夜浪豊子 やなみ とよこ 1926年
弥生蘭子 やよい らんこ 4月20日[7] 1935年
若野ため子 わかの ためこ 1927年

脚注

注釈

  1. ^ 1939年に分離されるまで学校と劇団は一体的に運営されており、入学イコール入団であった[1]

出典

  1. ^ 90年史 2004, p. 180.
  2. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 10.
  3. ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1934年2月、167号、P18
  4. ^ a b 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1926年3月1日、72号
  5. ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1927年9月1日、90号、P59
  6. ^ a b c d 80年史 1994, p. 196.
  7. ^ a b c d e f g h i 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1933年1月、154号
  8. ^ a b 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1932年6月1日、147号、p54
  9. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年3月号
  10. ^ 婦人倶楽部』、講談社、1934年11月号
  11. ^ a b 『宝塚少女歌劇脚本集』、宝塚少女歌劇団、1937年9月、201号
  12. ^ 橋本雅夫『素晴らしい宝塚歌劇―夢とロマンの85年―』阪急電鉄コミュニケーション事業部、1999年9月10日、201頁。ISBN 4-89485-013-3 
  13. ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1929年1月1日、106号、p94
  14. ^ a b 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1931年12月1日、141号、p60
  15. ^ 90年史 2004, p. 64.

参考文献