安居神社
安居神社(やすいじんじゃ)は、大阪市天王寺区にある神社。旧社格は村社。安居天満宮、安井神社ともいう。真田信繁が討死した地である。 歴史創建年は不詳[注釈 1]であるが、当社は少彦名神が祭られており、天慶5年(942年)から菅原道真が祭られるようになったと伝えられている。菅原道真が大宰府に流されるときに、風待ちのために休息(安井)をとったためにその名がついたという伝承がある[1]。また、四天王寺の僧が当社で夏安居を行っていたので安居となったともいう[2]。 慶長20年(1615年)の大坂夏の陣の時、当社で真田信繁が討死している。 江戸時代、大丸の創業者である下村彦右衛門正啓がよく信仰していたことから「大丸天神」と称されることがある[3]。 1945年(昭和20年)3月13日・14日に行われた第1回大阪大空襲により全焼するが、戦後に復興した。 明治時代に書かれた『大阪けんぶつ』では、当社は菅原道真ではなく少彦名神を祀る神社であり、道真が休んだから「安居」となり、近くに天王寺七名水の井戸があることから「安井」となったと伝えられるが、考証がないため信じられない、としている[誰?][4]。境内には桜や萩などがあり、茶店もあって見晴らしがよく、遊客も多かったという[4]。摂津名所図会、浪速名所図絵でも花見の名所として選ばれている。 当社は上方落語の「天神山」の噺の舞台としても登場する。同じく登場する一心寺とは国道25号を挟んで向かい合わせにある。 祭神境内
現地情報
脚注注釈出典関連項目 |