宇治村(うじそん[1])は、岡山県川上郡にあった村。現在の高梁市の一部にあたる。
地理
大池山の南に位置し、島木川が南流していた[2]。
歴史
- 1889年(明治22年)6月1日、町村制の施行により、川上郡穴田村、宇治村、中野村(一部、字本郷)、飯部村(一部、字遠原)が合併して村制施行し、宇治村が発足[1][2]。穴田、宇治、本郷、遠原の4大字を編成[2]。
- 1954年(昭和29年)5月1日、川上郡玉川村・松原村・高倉村・落合村、上房郡高梁町・津川村・川面村・巨瀬村と合併し、市制施行し高梁市を新設して廃止された[1][2]。合併後は、高梁市宇治町穴田・宇治町宇治・宇治町本郷・宇治町遠原となる[2]。
産業
教育
- 1874年(明治7年)養福寺が仮校舎で貫造小学校開設[2]。1878年(明治11年)貫造・研精・円山の3小学校を統合して大荒木に煮鮮小学校を新築[2]。1887年(明治20年)尋常煮鮮小学校、1888年(明治21年)宇治簡易小学校に改称[2]。その後、尋常宇治小学校となり、1900年(明治33年)宇治尋常高等小学校、1947年(昭和22年)宇治小学校に改称[2]。
- 1947年、宇治中学校開校[2]
- 1948年(昭和23年)県立成羽高等学校宇治分校が設立し、1954年(昭和29年)高梁市立宇治高等学校(現岡山県高梁市立宇治高等学校)として独立[2]。
脚注
- ^ a b c 『市町村名変遷辞典』90頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『角川日本地名大辞典 33 岡山県』152-153頁。
参考文献
関連項目