姫路文学館
姫路文学館(ひめじぶんがくかん)は、兵庫県姫路市にある姫路市立の文学館。 概要1991年(平成3年)に播磨地方縁の文学者達の資料の収集を目的に姫路市によって北館が開館、1996年(平成8年)に南館が開館した。安藤忠雄設計の施設は現代建築の秀作として知られており、姫路城にも近接していることから、海外の観光ツアーのコースにしばしば組み込まれる。初代館長は中西進、その後は上田正昭を経て、現館長は藤原正彦[2]。平成3年、国土交通省から「手づくり郷土賞」(素材部門部門)を受賞した[3]。2015年(平成27年)6月8日から改装工事に入り[4]、2016年(平成28年)7月30日にリニューアルオープンした[5]。 日本博物館協会会員館[6]。兵庫県博物館協会加盟館[7]。全国歴史民俗系博物館協議会加盟館[8]。博物館法に基づく兵庫県教育委員会登録博物館である[9]。指定管理者制度を採用せず、姫路市教育委員会の直営である。 ひょうごっ子ココロンカード[10]、どんぐりカード[11]、姫路市高齢者福祉優待カード[12]の対象施設になっている。対象者はカードを提示すれば常設展の入場が無料となる。 事業毎年、企画展および特別展を4~5回開催している[13]。 純文学系の展示のほか、「ぞうのエルマー絵本原画展」(2023年)、「とびだせ!長谷川義史展」(2022年)など児童書ジャンルの展示も行っている。 ほか、現館長にちなんで2015年に藤原正彦エッセイコンクールを創設し、以後継続して主催している[14]。受賞作品は公式サイトにて公開されている[15]。 施設
市内の実業家濱本八治郎の別邸として大正時代に竣工した和風建築で、日本庭園と茶室を備える。賀陽宮恒憲王が一時期居住していたことから皇族がしばしば訪れる施設であり、庭園には三笠宮崇仁親王が植えたしだれ桜がある。建物の名称は、裏千家十五世千宗室が命名したもの。 和室[16]、茶室[17] 、廊下[18] 、棟門[19] 、石垣[20] は国の登録有形文化財に登録されている。 建築概要
棟門、玄関(唐破風)、大広間(40畳)、応接間、茶室「雄徳庵」、月見の池
交通アクセス周囲情報脚注
外部リンク座標: 北緯34度50分30.36秒 東経134度41分15.59秒 / 北緯34.8417667度 東経134.6876639度 |
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