妙福寺 (碧南市)
妙福寺(みょうふくじ)は、愛知県碧南市志貴町にある浄土宗西山深草派の寺院。 山号は多聞山[1]。本尊は阿弥陀如来[1]。志貴毘沙門天(しきびしゃもんてん)や「棚尾の毘沙門さん」とも呼ばれる。安専寺や光輪寺とともに「棚尾の三寺」と呼ばれる。三河新四国八十八ヶ所霊場73番・74番札所。三河七福神。 歴史仁寿元年(851年)、志貴荘の荘司として志貴周亮(志貴左衛門藤原周亮)がこの地にやってきて、仁寿2年(852年)に毘沙門天を祀った[2]。仁寿3年(853年)8月21日には志貴周亮によって八王子宮(現・八柱神社)も創建されている[2]。 鎌倉時代には地頭で棚尾城主の熊谷若狭守直氏が一宇を建立した[1]。当初は天台宗の寺院だった。 天正18年(1590年)、生田新左エ門忠兼が月翁清白上人を住職に迎え、天台宗から浄土宗に転派した[1]。月翁清白が開基とされている[1]。 徳川家康が武運を祈願したとされ、勝運の神として親しまれている[1]。 2013年(平成25年)10月23日、住職の加藤良邦は浄土宗西山深草派の宗務総長に就任した[3][4]。 境内境内の毘沙門堂に祀られる毘沙門天は三河七福神の一つであり、日本三体毘沙門とされることもある[1]。毎月3日は毘沙門堂の例祭であり、境内は参詣者で賑わう[1]。
文化財市指定文化財現地情報
脚注外部リンク
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