女王蜂 (1963年の映画)
『女王蜂』(じょおうばち、イタリア語: Una storia moderna: l'ape regina, 「ある現代の物語 女王蜂」の意、英語: The Conjugal Bed, 「夫婦のベッド」の意)は、1963年(昭和38年)製作・公開、マルコ・フェレーリ監督のイタリア・フランス合作映画である[1][2]。イタリア式コメディの1作である[1]。 略歴・概要本作は、1963年、イタリアの映画会社サンクロ・フィルムとフェア・フィルムが、フランスの映画会社マルソー=コシノール(コシノールおよびレ・フィルム・マルソー)と合作で製作、ラツィオ州ローマ県ローマ市内、とりわけコンチリアツィオーネ通り等でロケーション撮影を行い、完成した[1]。ゴッフレード・パリーゼの最初のアイデアをラファエル・アスコナ、マルコ・フェレーリの2人がストーリーを練り、ディエゴ・ファッブリ、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、マッシモ・フランチオーザとともに集団執筆を行って脚本を作成したものである[1]。 イタリア国内でまず同年4月7日に封切られ、同年5月9日に開催された第16回カンヌ国際映画祭に出品され、マリナ・ヴラディが女優賞を獲得した[1]。同年9月16日、アメリカ合衆国では、エンバシー・ピクチャーズの配給によりニューヨークで公開された[1]。同年10月、日本でも、 松竹映配の配給により公開されている[3]。翌1964年(昭和39年)、アメリカ合衆国では、第22回ゴールデングローブ賞において、マリナ・ヴラディが主演女優賞 (ドラマ部門)にノミネートされたが、賞は逸した[1]。同年、ナストロ・ダルジェント賞において、ウーゴ・トニャッツィがナストロ・ダルジェント主演男優賞を受賞した[1]。 2006年(平成18年)9月19日、メドゥーザ・フィルム傘下のメドゥーザ・ヴィデオがイタリア国内でのDVDを発売した。日本では、2011年(平成23年)2月現在までに、VHSおよびDVDいずれの形式でもビデオグラムは発売された形跡はない[3]。 スタッフ・作品データ
キャスト
参考文献
関連事項
註
外部リンク
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