ラファエル・アスコナ
ラファエル・アスコナ(Rafael Azcona, 1926年10月24日 - 2008年3月23日)は、スペインの小説家、脚本家である[1][2][3]。国際的に活動したことで知られる[1][2][3]。日本ではスペイン以外を中心に製作された作品等で、ラファエル・アズコーナと紹介されることもあった[4][5][6]。本名 ラファエル・アスコナ・フェルナンデス(Rafael Azcona Fernández)。 来歴・人物1926年10月24日、ラ・リオハ県ログローニョに生まれる[1]。 最初のキャリアは、スペインの雑誌『ラ・コドルニス』(1941年創刊 - 1978年廃刊)の書き手であった[3]。 1959年、自作の小説がスペイン時代のマルコ・フェレーリに映画化され脚本を執筆、『小さなアパート』で脚本家としてデビューする[1]。以降、マルコ・フェレーリ作品に脚本で参加し、イタリア式コメディの代表作とされるフェレーリの『女王蜂』や、レナート・カステラーニ監督の『反対の性』等の脚本を執筆する[1]。 1982年にはスペイン映画国民賞を受賞。1987年、ホセ・ルイス・クエルダ監督の映画『にぎやかな森』、ならびにルイス・ガルシア・ベルランガ監督の映画『イスラム教徒とキリスト教徒』の脚本を執筆し、翌1988年、第2回ゴヤ賞において、両作ともに脚本賞にノミネートされ、『にぎやかな森』で脚本賞を受賞する[1]。同作は、同年度の同賞で、作品賞・主演男優賞も獲得している。 1990年、カルロス・サウラ監督の映画『歌姫カルメーラ』の脚本を執筆、翌1991年、第5回ゴヤ賞において、脚色賞を受賞する[1]。1993年、第7回ゴヤ賞において、フェルナンド・トルエバ監督の『ベルエポック』で脚本賞を、1994年、第8回ゴヤ賞において、ホセ・ルイス・ガルシア・サンチェス監督の『暴君バンデラス』で脚色賞をそれぞれ受賞する[1]。1998年、第12回ゴヤ賞において、名誉ゴヤ賞を受賞する[1]。 2000年、第14回ゴヤ賞において、ホセ・ルイス・クエルダ監督の『蝶の舌』で脚色賞を受賞する[1]。 2008年3月23日、マドリード州マドリードで肺がんにより死去した[1]。火葬後の遺骨は、出身地のラ・リオハ州にあるカンタブリア山に散骨された[3]。没後の2009年、第23回ゴヤ賞において、ホセ・ルイス・クエルダ監督の『盲目のひまわり』で脚色賞を受賞した[1]。 おもなフィルモグラフィ
参考文献
関連事項脚注注釈出典
外部リンク
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