大連経済技術開発区
大連経済技術開発区(だいれんけいざいぎじゅつかいはつく、簡体字: 大连经济技术开发区)は、遼寧省大連市金州区にある1984年に設置された中国の最初の経済技術開発区で、略して大連開発区と呼ばれる。エリア面積は50平方km、工業区、商業区、生活区に分かれていて、人口30万人を有する。(日本人の駐在人口は2000人)英語ではDalian Economic and Technological Development Zone(略称DDZ)、最近では南側の保税区(Free-Trade Zone)と東側のDDポート(双D港、DD Port)も含めて「大連開発区」(Dalian Development Area、略称DDA)とも呼ばれている。 概要大連市政府は、大連港を北東アジアの国際航運の一大センターする。石油化学、設備製造、電子情報・ソフトウェア、造船の4つの基地を目指すという経済方針があり、外資企業にはさまざまな恩恵優遇政策がとられている。 遼東半島、大連市の北東に位置する。市の中心部から27km、大連駅より25km、大連周水子国際空港より、18km、瀋大高速道路より8km、大連港から7km、大窯湾新港から2km、および和尚島石炭港から1km。開発区は、渤海経済圏の中心的なエリアである。 開発区は、44kmの海岸線に沿っており、年平均摂氏10度、降水量599.7mmで、快適に穏やかで、湿気が多い天候で、春と秋は晴天が多く、夏も冬もすごし易い。 大連は、海が凍らず深い海域に囲まれ、6つの良港(大連港、大窯湾新港、鮎魚湾石油埠頭、大連湾漁港、和尚島石炭港、北良食糧埠頭)がある。これらの大連の港は、69の投錨地があり、うち1万t以上の船の数の39にのぼる。鉱物、石炭、材木、穀物、鉄鋼、食料加工品などが取り扱われる。150を超える国や地域の交易が行われている。 行政区画
都市計画開発区は斬新な都市計画と建物で知られている。空および海の色と同じ白や青がテーマ色となっていて、都市計画および公的な建築のほとんどは、2001年~2005年にかけて完成された。公的な建築は外国の会社が行い、都市の増大した投資と経済活動と密接に絡んで発展してきた。当時の開発区主任の周海斐の経済成長推進の姿勢があったこともあげられる。 2005年以後は、開発区は商業用のオフィスビルの建築およびマンションの建設に変わっている。その多くは開発区の中心部の目抜き通りの金馬路に沿って行われていて、ホテルやショッピングセンターが立ち並ぶ繁華街に変貌を遂げている。 大連保税区開発区の南側に大連保税区(Dalian Free-Trade Zone)ができた。バイオ産業。 大連DDポート開発区のさらに東側に、金石灘の方に向かって、大連DDポート(双D港、DD Port)ができた。デジタルのD、バイオ産業のDNAを取って、2つのDの産業基地という意味で名付けられている。 交通
教育
進出企業進出企業は、約2000社。そのうち日系企業の進出が最も多く約580社にのぼる。以下順に香港、韓国、アメリカとなっている。また、開発区北部は、日系企業が集中しており、通称「日本工業団地」とも呼ばれる。日系企業の約7割が製造業、対日輸出加工型の企業が多く占めているが、中国への内販型の企業も増えつつある。
ギャラリー
脚注
関連項目
外部リンク
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