多気町立ふるさと交流館多気町立ふるさと交流館(たきちょうりつふるさとこうりゅうかん)は、三重県多気郡多気町にある公共施設。相可にある多気町立ふるさと交流館たきと朝柄にある多気町立ふるさと交流館せいわから成り、それぞれ多気町立図書館を併設する。 ふるさと交流館たき
ふるさと交流館たき 多気図書館ふるさと交流館たきの沿革
ふるさと交流館たきの交通周辺には多気町役場、多気クリスタルタウン、天啓公園などがある。 ふるさと交流館せいわ
公共図書館と郷土資料館を併設した施設である[7]。1997年(平成9年)7月に当時の勢和村により「ふるさと交流館」として開館し[8]、3世代交流拠点「ゆとりの丘」の中核施設となっている[7]。 勢和図書館「本と出会い、人と語り、心を結ぶ」場を目指して開館[9]。実際に勢和図書館の読み聞かせボランティア団体が、活動していく「勢和図書館から未来を考える会」が発足させ、図書館を核として生き方を考えるイベントを開いている[10]。2011年(平成23年)度子どもの読書活動優秀実践図書館として文部科学大臣表彰を受けた[11]。館内はゆったりとした設計で、壁面はガラスになっている[7]。 AVと幼児コーナーを置く[12]。「ささゆりお針箱」というボランティア団体が布製絵本を制作し、布製絵本のコーナーは幅広い世代から注目を集めている[10]。開館以来、林千智が司書として各種行事や講演会、演奏会[13]を開催し、学校図書館の重要性を訴え、充実を図ってきた[14]。これまでに書架の間に布団を敷いて眠る「お泊り会」[15]、地元コーヒー豆専門店から仕入れた豆で淹れたコーヒー、パンの販売などを行う「ほんとカフェ」[16]、丹生のふれあいの森に勢和図書館や少女まんが館 TAKI 1735が出張して貸し出す「Book Picnic」などを開催している[17]。 開館当時の蔵書量は5万冊を想定していた[12]が、2015年(平成27年)現在の蔵書数は84,663冊で[16]、多気図書館よりも多い[18]。2014年(平成26年)度の貸出冊数は95,443冊である[16]。2006年(平成18年)に旧・多気町と合併して新・多気町となって以来、常勤の管理職が廃止された[14]。2015年(平成27年)現在の職員は4人で全員が司書資格を持つ[16]。 おまめさんかなぁ多気町と合併した旧・勢和村は住民の疲弊や地域の空洞化などの課題が山積し、勢和図書館では課題解決に向けた取り組み、各主体との連携を模索していた[16]。2008年(平成20年)、「おまめさんかなぁ」と題したプロジェクトを開始し、1年目は講師を呼んで座学を行い、2年目からダイズの生産・加工体験を行った[16]。この活動は6年で終了し、2014年(平成26年)より勢和小学校のコミュニティスクール事業「おまめさんかなぁ」に移行、地域住民が小学校の授業に参加した[16]。勢和図書館では各種資料の収集、授業案作成などに関与した[16]。 勢和郷土資料館博物館法の適用を受けない「博物館類似施設」であり、三重県博物館協会にも加入していない[19]。資料館では立梅用水の功労者・西村彦左衛門、本草学者の野呂元丈、コメの品種改良を行い、「伊勢錦」を開発した岡山友清といった郷土の人物や丹生鉱山での水銀製錬の様子の展示がある[12]。また、伊勢暦が発行されるまで丹生で発行されていた丹生暦を保有している[20]。常設展示のほか、年に数回企画展を開催している[21]。 ふるさと交流館せいわの利用案内
ふるさと交流館せいわの交通緑に囲まれた静かな高台に位置する[24]。 脚注
参考文献
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