玉城町(たまきちょう)は、三重県度会郡にある町。南勢地域(伊勢志摩)に含まれる。
伊勢市に隣接しており、かつては伊勢神宮への参宮客が集まる宿場町として賑わった。北畠親房と北畠顕信によって築かれたとされる田丸城跡がある。明治維新の際に田丸城の建造物はほとんど取り壊された。三の丸跡の玉城町立玉城中学校をはじめ、玉城町役場、保育所などの公共施設が城跡に建てられているが、天守閣跡や石垣、外堀、内堀などの遺構は今も残されている。また他所へ移築されていた富士見門、三の丸の奥書院なども城跡に移築されている。
地理
隣接している自治体
歴史
- 1955年(昭和30年)4月10日 - 度会郡田丸町・東外城田村および有田村の一部(長更・世古・門前・坂本・谷村・玉川・岡村・妙法寺・中楽・久保および字妻ヶ広を除く井倉)が合併して玉城町が発足。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 下外城田村を編入。
人口
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玉城町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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玉城町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 玉城町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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玉城町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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10,482人
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1975年(昭和50年)
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11,004人
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1980年(昭和55年)
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11,643人
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1985年(昭和60年)
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12,141人
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1990年(平成2年)
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12,348人
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1995年(平成7年)
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13,313人
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2000年(平成12年)
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14,284人
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2005年(平成17年)
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14,888人
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2010年(平成22年)
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15,297人
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2015年(平成27年)
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15,431人
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2020年(令和2年)
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15,041人
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総務省統計局 国勢調査より
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行政
町長
- 辻村修一(1949年2月15日生) - 助役や総務課長を経て2006年4月19日に町長就任。
選挙
衆議院議員選挙の選挙区は「三重県第4区」[2]、三重県議会議員選挙の選挙区は「度会郡選挙区」(定数:2)[3]となっている。
姉妹都市
- 沖縄県南城市 - 1993年(平成5年)に島尻郡玉城村と姉妹都市提携。2006年(平成18年)1月1日に合併により玉城村は南城市の一部となった。
地区
- 有田地区
- 世古、井倉、長更、門前、坂本、日向、玉川、岡村、久保、中楽、妙法寺
- 田丸地区
- 下外城田地区
- 冨岡、岡出、小社曽根、山岡、宮古、中角、昼田、岩出
- 東外城田地区
経済
特産品
企業
教育
中学校
小学校
特別支援学校
施設
日本郵政グループ
(2012年12月現在)
- 日本郵便株式会社
- 玉城郵便局(佐田) - 集配局。ゆうちょ銀行ATMのホリデーサービス実施局。
- 東外城田(ひがしときだ)郵便局(原)
- 有田(うだ)簡易郵便局(長更=ながふけ)
- 下外城田簡易郵便局(小社曽根=おごそそね)
玉城町全域の郵便番号は「519-04xx」(玉城郵便局の集配担当)となっている。
交通
鉄道
- 東海旅客鉄道(JR東海)
路線バス
- 三重交通グループ - 三交伊勢志摩交通が伊勢市と町中心部とを結ぶ路線を運行しているほか、三重交通が運行する伊勢市と度会町を結ぶ路線が町東端部の宮川左岸を経由する。
- 三交伊勢志摩交通
- A回り:伊勢市駅前 - 度会橋 - 荒子団地前 - 玉城病院前 - 田丸駅前 - 田丸城跡(玉城町役場前)
- B回り:伊勢市駅前 - 度会橋 - 新田町東 - 玉城病院前 - 田丸駅前 - 田丸城跡(玉城町役場前)
- いずれも田丸城跡で折り返してもう一方のルートで戻る循環運行
- 三重交通
- 25:伊勢市駅前 - 昼田 - 岩出 - 大野木 - 度会町役場前・田間・注連指
- 26:伊勢市駅前 - 昼田 - 岩出 - 大野木 - 度会町役場前 - 中村
- 玉城町福祉バス「元気バス」 - 登録制・事前予約制で町民のみ登録・利用可能。
道路
- 高速道路
- 国道
- なし
- 三重県道
名所・旧跡
出身者
脚注
注釈
- ^ 1960年の映画館(東海地方)「消えた映画館の記憶」を参照した[4]。
出典
外部リンク
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