堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター
堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(さかいしりつサッカー・ナショナルトレーニングセンター)は、大阪府堺市堺区築港八幡町にあるサッカー練習場を中心としたスポーツ施設。愛称はJ-GREEN堺(ジェイ・グリーンさかい)。略称は堺トレセン、堺NTCなど。ジェイズパークグループ(代表団体:株式会社ジャパンフットボールマーチャンダイズ、構成団体:日本管財、関西ユニベール株式会社)が指定管理者として運営管理を行っている。 概要大和川の河口左岸、堺泉北港の北端にあった大阪ガス所有の工場跡地を堺市が借り受け、大阪府と日本サッカー協会の支援を受けて整備されたスポーツ施設で、敷地面積は約35.4ha。なお、サッカー以外にラグビー、ラクロス、アルティメットなどでの利用も可能となっている[2] 経緯2003年、工場閉鎖後の使い道の無くなった土地とその固定資産税の負担が残った大阪ガス、臨海部の遊休地の再生・再開発を行いたい堺市、慢性的な活動場所の不足に悩む日本サッカー界の思惑が合致、その結果としてサッカー関連施設の整備計画が持ち上がっている事が一部マスコミで報道される。 2006年10月に堺市が構想を発表。開設時期(「2008年の早い時期」との表現)、施設の概要、敷地内のレイアウトなど計画の詳細も発表された。この記者会見翌日の新聞報道では、大阪ガスが所有地を20年間無償貸与する代わりに堺市が固定資産税を免除する方向であると報じられた。 後に建設予定地の土壌汚染とその汚染除去作業に時間が掛かる事が判明、堺市公式サイト内での事業説明では開設は2010年春頃になると変更された。また施設についても、人工芝ピッチの1面減少、照明設備の減少、屋根付きフットサルピッチの減少(ピッチ総数は変わらず)、スポーツ広場・センター広場の追加など、構想段階から若干変更された。 2008年2月に整備工事入札が行われ、3月に大林・西武・花谷・大容JVと契約を締結(工事費は約65億円)。同月、3月に大阪ガスとの間で土地使用貸借契約を締結。契約範囲は本施設建設地約35.4haを含む42.6ha、契約期間は同年4月からの22年間。 2008年4月に堺市、大阪府サッカー協会、日本サッカー協会の三者は基本合意書に締結。合意内容は日本サッカー協会が施設整備費用のうち5億円を負担する事、両サッカー協会が年間3000試合の試合誘致に努める事、堺市が必要性に応じて宿泊機能の確保に努める事の三点。 2008年7月工事着工、2010年3月完成。なお、計画および建設初期段階においては、堺臨海部サッカー・ナショナルトレーニングセンターの仮称が用いられていた。 運営2010年3月19日に報道陣に公開され、その後プレオープンとして地元の学校やスポーツクラブへの貸し出しを開始、3月28日の開設記念式典を経て4月1日より正式オープン。 前述の年間3000試合の試合誘致については、施設完成前である2009年の段階で2010年度の利用分として約6700試合の申し込みがあった[3]。 なお堺市は2010年度中にも命名権を販売して財源を確保する方針を明らかにしていたが、練習施設の高値売却は難しいとして見送られ代わりに愛称を全国から募集、2010年11月28日愛称がJ-GREEN堺に決定した。 【J-GREENの頭文字の意味】
2012年4月に中学世代の女子選手の育成・強化を目的として「JFAアカデミー堺」が開校した。なお、既設の福島(御殿場に移転中、男女とも)・熊本宇城(男子のみ)と違い、女子のみを対象としている。 セレッソ大阪堺レディースやFC大阪がS1メインフィールドをホームスタジアムの一つとして使用している。 施設主な施設は以下の通り
アクセス
なお、上記70系統、71系統は土休日と学休期間中の運行であるため、運行の有無には注意が必要である。当該系統以外での移動方法は以下のとおりである。
また、学休日の平日に下記の臨時急行バスが運行することがある。運行日については南海バス公式ホームページのインフォメーションでその都度お知らせがある。
なお、南向き(堺浜シーサイドステージ、匠町方面)バス停に着いた場合、当施設に行くのに道路を渡る必要がある。南に歩くと、当施設の南側に繋がる道との丁字路に信号があるが、北に歩くと、一つ前のバス停(松屋大和川通)まで信号がなく、同じ道を折り返して歩くことになる。 参照
関連項目外部リンク
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