Fリーグ オーシャンカップ(エフリーグ オーシャンカップ、F.League Ocean Cup)は、日本フットサルリーグ(Fリーグ)のリーグカップ戦である。毎年夏季に開催されている。主催は日本サッカー協会および日本フットサルトップリーグ。なお各年大会名には最後に西暦が入る(2013年であれば「Fリーグ オーシャンアリーナカップ2013」)。
2011年まではプレシーズンマッチとして行なわれていたが、2012年からはリーグ戦のプレーオフ導入などで開幕が6月に早まったことから、シーズン中に行なわれる形となった。
沿革
2008年6月、日本初の本格的フットサル専用アリーナとして完成したオーシャンアリーナのこけら落としとして[1]、Fリーグ所属全8チーム(当時)が集う大会、大洋薬品オーシャンアリーナカップ2008[2] として開催されたのが最初である。このときは愛知県サッカー協会が主催だった[2]。
翌2009年からはFリーグの公式カップ戦となり、正式名称がFリーグ大洋薬品オーシャンアリーナカップになった。2010年大会からはジュニアチームによる大会、「ジュニアカップ」も合わせて開催されている[3]
2011年大会からはFリーグの10チームに加え、FUTSAL地域チャンピオンズリーグで上位に入った2チームも参加[4]。
2012年より大洋薬品工業がテバ製薬に社名変更したため、大会名がFリーグテバオーシャンアリーナカップに変更された。
2013年にはテバ製薬が大会スポンサーから撤退したため、大会名がFリーグ オーシャンアリーナカップに変更された。
2014年は大会名がFリーグ オーシャンカップとなり、小田原アリーナで開催された。
2015年はFリーグ sfidaオーシャンカップ supported by LIFEGUARDとしてグリーンアリーナ神戸および神戸市立中央体育館で開催された。
2016年は開催せず[5]。
主催・主管団体
開催方式
Fリーグ所属の全12チーム、およびFUTSAL地域チャンピオンズリーグ上位2チームの合計14チームが集中開催方式のトーナメント戦を行なう。前年度のリーグ戦及び本大会の優勝チーム(同一チームの場合はリーグ戦2位チーム)はシードされる。また、準決勝で敗退した2チームによる、3位決定戦も行なう。前後半40分で決着が付かない場合はPK戦を行なう(但し決勝のみ前後半5分ずつの延長戦を行い、それでも決着が着かない時はPK戦)。
2015年大会は海外から招聘した4チームを加えた18チームで行われ、6組に分かれた予選ラウンドでの勝ち点の各1位とA-C組およびD-F組の2位のそれぞれ最上位2チームの合計8チームが決勝ラウンドに進む。
優勝賞金(強化費名目)は優勝300万円、準優勝100万円、3位50万円。
結果
回 |
年度 |
開催日程 |
大会名称 |
決勝 |
3位決定戦
|
優勝 |
結果 |
準優勝 |
3位 |
結果 |
4位
|
1 |
2008 |
6月13日 - 6月15日 |
大洋薬品オーシャンアリーナカップ |
大阪 |
4 - 4[注 1] (PK 4 - 2) |
名古屋 |
浦安 |
6 - 2 |
町田
|
2 |
2009 |
8月6日 - 8月9日 |
Fリーグ 大洋薬品オーシャンアリーナカップ |
大阪 |
2 - 2[注 2] (PK 5 - 4) |
名古屋 |
神戸 |
5 - 2 |
北海道
|
3 |
2010 |
7月22日 - 7月25日 |
名古屋 |
4 - 0 |
大阪 |
北海道 |
8 - 4 |
大分
|
4 |
2011 |
7月21日 - 7月24日 |
名古屋 |
5 - 0 |
大阪 |
大分 |
2 - 1 |
北海道
|
5 |
2012 |
8月23日 - 8月26日 |
Fリーグ テバオーシャンアリーナカップ |
名古屋 |
5 - 1 |
大阪 |
北海道 |
6 - 5 |
湘南
|
6 |
2013 |
8月8日 - 8月11日 |
Fリーグ オーシャンアリーナカップ |
名古屋 |
5 - 1 |
府中 |
大阪 |
3 - 1 |
湘南
|
7 |
2014 |
5月22日 - 5月25日 |
Fリーグ オーシャンカップ |
名古屋 |
4 - 3 |
町田 |
湘南
|
1 - 1 (PK 5 - 4) |
大阪
|
8 |
2015 |
7月15日 - 7月20日 |
Fリーグ sfida オーシャンカップ supported by LIFEGUARD |
府中 |
6 - 0 |
名古屋 |
FK Nikars Riga
|
1 - 1 (PK 4 - 3) |
北海道
|
9 |
2017 |
5月18日 - 5月21日 |
Fリーグ sfida オーシャンカップ2017 in 北海きたえーる supported by LIFEGUARD[9] |
名古屋 |
5 - 0 |
浦安 |
大阪
|
3 - 3 (PK 3 - 2) |
湘南
|
10 |
2018 |
5月25日 - 6月3日 |
Fリーグ sfida オーシャンカップ 2018 supported by LIFEGUARD[10] |
名古屋 |
3 - 0 |
大阪 |
町田
|
4 - 1 |
すみだ
|
11 |
2019 |
5月14日 - 5月19日 |
Fリーグオーシャンカップ 2019 |
名古屋 |
7 - 0 |
湘南 |
町田
|
4 - 1 |
立川・府中
|
コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため2020年、2021年大会は開催中止
|
12 |
2022 |
5月25日 - 6月5日 |
Fリーグオーシャンカップ 2022 |
名古屋 |
4 - 3 |
立川 |
町田 |
3 - 2 |
しながわ
|
13 |
2023 |
5月15日 - 5月21日 |
Fリーグオーシャンカップ 2023 |
名古屋 |
5 - 1 |
浦安 |
立川 |
5 - 3 |
大阪
|
14 |
2024 |
5月13日 - 5月19日 |
Fリーグオーシャンカップ 2024 |
名古屋 |
4 - 3 |
町田 |
大阪 |
3 - 3 (PK 5 - 4) |
立川
|
- ^ 延長戦を行わずにPK戦を行った[7]。
- ^ 延長戦を行わずにPK戦を行った[8]。
クラブ別成績
クラブ名 |
優 |
準 |
優勝年度 |
準優勝年度
|
名古屋オーシャンズ |
11 |
3 |
2010, 2011, 2012, 2013, 2014, 2017, 2018, 2019. 2022, 2023, 2024 |
2008, 2009, 2015
|
シュライカー大阪 |
2 |
4 |
2008, 2009 |
2010, 2011, 2012, 2018
|
立川・府中アスレティックFC /立川アスレティックFC |
1 |
2 |
2015 |
2013, 2022
|
ペスカドーラ町田 |
0 |
2 |
|
2014, 2024
|
バルドラール浦安 |
0 |
2 |
|
2017, 2023
|
湘南ベルマーレ |
0 |
1 |
|
2019
|
出典
外部リンク