国営越後丘陵公園
国営越後丘陵公園(こくえいえちごきゅうりょうこうえん)は、新潟県長岡市にある国営公園。北陸地方では唯一の国営公園である[3]。また越後長岡百景の一つに選ばれている[3]。 概要![]() ![]() 国土交通省北陸地方整備局国営越後丘陵公園事務所が整備、越後公園管理センターが管理を行っている。 国営事業の長岡ニュータウンの開発で大規模に開かれた山であったが、交通が不便であったことやバブル崩壊などによりニュータウンが売れず、大部分が残った。そのため救済策としてニュータウンにするための土地の一部を国が都市公園として開発した。 1989年より事業着手、1998年7月30日に29haを開園[4]したのを皮切りに、以降順次面積を拡大しており、2019年5月現在は338.4ha[5]しか開園していないが、それでも莫大な面積を持つ。完成時には400haと本州日本海側最大規模となる予定である。 園内は遊具や花場がある「健康ゾーン」と、自然豊かな「里山フィールドミュージアム」の二つの大きなエリアに分かれている。 「健康ゾーン」は1998年に開園、2003年に全エリアの120haがオープンしている。大きな芝生スペース「緑の千畳敷」や、遊具エリアやふわふわドーム、芝ソリゲレンデ、水遊び広場などの遊具、「花と緑の館」「暖の館」などの休憩施設、斜行エレベーターのある展望台、バーベキューができる「野外炊飯広場」、音楽噴水があがる「越の池」などがある。また、チューリップやコスモス、アジサイ、雪割草、クリスマスローズなどの四季折々の花も楽しめ、中でも公園を代表する花場である「ながおか香りのばら園」(2023年に「香りのばら園」から改名)は、香りをテーマに作られた世界でも珍しいバラ園で、800品種2400株のばらが植栽されている(2023年現在)。初夏(5月末~6月)と秋(10月)には毎年「香りのばらまつり」が開催されている。 2019年までは毎年夏季と冬季の2回にわたり、「サマーナイトプレゼンツ」と「ウィンターイルミネーション」と呼ばれるイルミネーションイベントが開催されていた。(2020年以降はイルミネーションの実施なし) もうひとつのエリアの「里山フィールドミュージアム」は2007年に開園。2023年現在、220haがオープンしている。里山の文化や自然を体験できるこのエリアには、拠点施設である「里山交流館えちごにあん」をはじめ、「古民家」や「越の里山館」、調理体験できる「体験工房かたくり」、田んぼや畑などがあり、定期的に里山体験イベントが開催されている。夏には「カブトムシハウス」も登場する。また、2018年に「あそびの里」40haが開園した。「草原の家」や、新潟県初となる公認パークゴルフコースなどがある。 土日祝日にはふたつのエリアをつなぐ園内バスが運行している。 冬季(12~3月)は公園の入園料・駐車料が無料になる。なお、冬季は里山フィールドミュージアムは閉鎖となる。健康ゾーンも一部施設が休止する。 降雪期の1~2月には長さ150mのソリゲレンデや、クロスカントリースキー、スノーシューのコースが整備され、用具の貸し出しも行われる。 沿革計画当時、国営公園は各地方建設局管内に1つずつ建設されることになっていたが、北陸地方建設局(当時)管内での建設地選定にあたっては、新潟県のほか石川県が誘致に名乗りを上げていた[6][7]。
施設![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
など イベント春夏
秋
冬
事務所所在地
アクセス
「越後丘陵公園」(12月1日~翌年3月31日は「陽光台4丁目」)下車 周辺脚注
関連項目外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia