吉本陸上競技会吉本陸上競技会(よしもとりくじょうきょうぎかい)とは、2001年から毎日放送(MBSテレビ)で放送されている特別番組。万博記念競技場をほぼ半日借り切っての事前収録で、主に吉本興業[1] 所属の芸人がさまざまな陸上競技に挑んでいる。 2019年までは年1回のペースで収録と放送が続けられていたが、2020年以降は、新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえて収録を見合わせている。 放送日
MBSでは第9回まで、土曜日もしくは日曜日の昼間の時間帯に放送されていた。第10回・第11回には『スパモク!!』、第12回・第13回には『水トク!』(いずれもTBS系列の特別番組枠)を差し替えることによって、ゴールデンタイムに2時間の放送枠を確保。また、GAORAでも遅れ放送を実施している。 なお、MBS以外のTBS系列局では、CBCテレビが年始の番組として翌年1月第1週目に放送[11] している他、山陽放送(RSK)でも一部の回をMBSから遅れて放送(直近では第10回の放送を約1ヵ月半遅れの12月29日9:50 - 11:45で、第11回は約2ヶ月遅れの12月30日11:55 - 13:55で放送された)。2011年の第11回は、熊本放送(RKK)がMBSとの同時ネットで放送した。 2013年の第13回では、RSKのほかに、中国放送(RCC)・あいテレビ(ITV)・北陸放送(MRO)が年末に遅れネットを実施。ITVでは12月22日(日曜日)の14:00 - 15:54、RSKでは12月30日(月曜日)の7:00 - 8:55、MROが同日の12:50 - 14:55、RCCが12月31日(火曜日)の14:14 - 16:15にそれぞれ放送した。 2014年の第14回は、翌2015年の3月15日(日曜日)に、RCCで14:00 - 17:00に放送された。 2015年の第15回では、MBSが11月9日(月曜日)の24:59 - 25:44(翌10日の0:59 - 1:44)に、本編に続いて万博陸上競技場のフィールド上で収録した『いよいよ吉本陸上開幕 前前夜祭!』を関西ローカルで放送。本編に続いて浅越ゴエ・ヤナギブソン(いずれもザ・プラン9、リポーター)、玉巻映美(同年入社のMBSアナウンサー、会場アナウンス兼リポーター)、レイザーラモンRG(吉本芸人チームの選手代表)、武井壮(後述するスーパーアスリートチームの選手代表)が登場するとともに、過去14回の名場面ダイジェストや、第15回の見どころを収めた映像を放送した。 2017年の第17回からは、初夏(5月)に収録。第17回では、3名1組の3チームが1名の女性アスリートと競い合う「女子駅伝」や、野球好きを自認する芸人・タレントが武井と対決する「ロングスロー」(野球の硬球を使用した遠投競技)を初めて実施した。「芸人チーム」には、よしもとクリエイティブ・エージェンシー(当時)以外の芸能事務所に所属するタレントから初めて、浅井企画所属の稲村亜美が「助っ人」扱いで参加。上記の競技へ出場している。 2018年の第18回以降は、MBSテレビ制作番組の出演者が参加するチームと、当該番組へレギュラーで出演しない芸人を集めたチームによる対抗戦を実施。2019年の第19回では、「吉本陸上競技会」というタイトルのまま、松竹芸能所属の芸人にも門戸を広げている。 2020年には、年頭から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大している影響で、競技会の開催と収録を見送った。MBSでは、過去の競技会の総集編として、『吉本陸上競技会2020 ザ・レジェンド 1002人が激走!衝撃名シーンBEST10』を12月26日(土曜日)の13:54 - 15:24に関西ローカルで放送。放送に際しては、陣内智則・ちゃらんぽらん冨好・浅越の出演による進行パートを万博記念公園のエントランスゾーンで収録するとともに、毎日放送アナウンサーの井上雅雄・福島暢啓がナレーションを担当した。2021年には、前年と同じ事情で競技会の開催と収録を見合わせたばかりか、関連番組も放送していない。 対戦形式以下の項目より、出場選手の芸名・コンビ名は、出場時点での名称で表記。
総合司会
斎藤努以外は出演時点でMBSアナウンサー。 その他の出演者第19回時点
以下はいずれもMBSアナウンサー
過去
主な大会記録マラソン万博陸上競技場のトラック・通路・外周道路をコースに利用。第9回では、ワイナイナ(3分半遅れでスタート)に抜かれた選手がその場で脱落する"4.2195kmマラソン"として開催。第10回以降は、第9回と同じ趣向ながら、トラック・通路・外周道路を2周する5kmのコースに延長した。 "ハンデマッチ5kmマラソン"として開催された第16回では、リオ・デ・ジャネイロオリンピック男子マラソンにカンボジア代表として出場した猫ひろしも、スーパーアスリートとして参加。スーパーアスリートチームへのハンディキャップとして、猫のスタートを芸人より2分、ワイナイナのスタートを芸人より3分遅らせた。さらに、芸人チームからの参加者が両者より1人でも先にゴールへ到達できれば、「芸人チームの勝利」とみなした。
駅伝第17回で実施された「女子駅伝」では、万博陸上競技場のトラック・通路・外周道路をコース(総距離2km)に使用するとともに、スーパーアスリートチームから出場する女性アスリート1名にハンデを設定。女性芸人・タレントを3名1組の3チームに分けたうえで、いずれかのチームの最終走者が駅伝形式で女性アスリートより先にゴールへ到達すれば、芸人チームの勝利とみなしていた。芸人・タレントで構成したチームのコースは3区構成で、1区と2区をそれぞれ500m、最終区間の3区のみ1kmに設定している。
第18回では、駅伝競技を6区構成・チーム対抗形式の「10km駅伝」にリニューアル。2区と4区のみ1km、その他の区間を2kmに設定したほか、陸上競技場に隣接するサブグラウンド(砂地の400mトラック)をコースの一部に組み込んだ。また、出場チームに1名の女性選手を必ず入れることを条件に、2区を「女性専用区間」に指定。第17回までのスーパーアスリートチームを継承した戦え!スポーツ内閣チームには、「1区のスタートを他チームより3分30秒遅らせる」というハンディキャップを課した。
第19回では、コースの総距離を6.4kmに短縮するとともに、5区間の構成に変更。1区を1.2km、5区を2.2km、それ以外の区間を1km刻みで設定したうえで、4区を「女性専用区間」に指定した。コースについても、サブグラウンドを経由せずに、万博陸上競技場と太陽の塔の間を5名がかりで2往復するルートに変更。その関係で、EXPO'70パビリオンの前に第1・第2・第4中継所、太陽の塔の周辺に折り返し地点、競技場内にスタート地点・第3中継所・ゴール地点を設定した。1区のスタート時間については、吉本陸上選抜チーム、吉本陸上ネクストチーム、ちちんぷいぷい&ミント!チームの一斉スタートを基準に、タレントアスリートチームへ3分遅れスタート、スーパーアスリートチームへ3分30秒遅れスタートというハンディキャップを課していた。
走り高跳び
男子100Mアンダー40
男子100Mオーバー40 (男子100Mシニアメジャー)
男子100M(第10回以降)第10回から第18回までは、年齢制限を撤廃したうえで、芸人チーム内で2組の予選を実施。予選上位の芸人がアスリートと決勝で対決。決勝では、芸人がアスリートより5m(第13回~第16回は7m、第17回以降は10m)前から走らせるというハンディキャップを入れていた。
女子100M
その他の競技
エキシビジョンマッチ得点が付かない競技として、第7回~第9回に実施。第7回~第8回には、勝利チームの全選手のみ、昼食に高級食材が振る舞われた。
第15回では、当大会の初期から活躍しているアラフォー(40歳前後)の男性芸人7名と秋本とのハンデ戦による「マスターズ100mハードル」[18] を実施したところ、シャンプーハットこいでが優勝した。ただし、勝利チームに賞金20万円を進呈する他の種目と違って、優勝者に賞品(食事券)を進呈。また、記録上はチームの勝敗に含めていなかった。 第17回では、「キャラクターマネーフラッグス」(あるキャラクターに扮した5人の芸人[19] が15m先に立てられた1本の旗を奪い合うビーチフラッグス形式の競技)を実施。最初に旗を取った「ミスター人間」(ペナルティ・ワッキー)には、旗に付けられた5万円が賞金として進呈された。ただし、スーパーアスリートチームから誰も出場しなかったため、記録上はチームの勝敗に含めていなかった。 優勝チーム第1回~第6回と第9回では個人戦での総合点、第7回~第8回ではチーム対抗戦での総合点、第10回~第18回は勝利した種目の総数で決定。第19回では選出しなかった。
個人表彰第1回から第9回まで実施。第13回から、MVPのみ再び選出するようになった。 MYP「MYP」とは、もっとも吉本的なプレーヤーを意味する。
敢闘賞
MVP
吉本興業からの主な出場選手
ア行カ行タ行マ行「スーパールーキーオーディション」へ出場太字の選手のみ本戦へ出場 第14回100m走
砲丸投げ 第15回100m走
5kmマラソン
スタッフ第19回のスタッフ
過去のスタッフ
脚注
関連項目
外部リンク
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