吉井町(よしいちょう)は、かつて岡山県の中東部(赤磐郡)にあった町である。町名は町の東部を流れる吉井川に由来し、町域は旧赤坂郡・磐梨郡の双方にまたがる。現在は赤磐郡他3町との合併により赤磐市となっている。
2000年にツチノコ発見騒動があり、以来町役場に「つちのこ探検隊」が結成された。「つちのこ基金条例」を制定し生体捕獲した者には2,000万円の懸賞金を出すなど、町おこしを兼ねてツチノコ探索に取り組んでいた。
地理
吉井町は岡山県の南東部、現在の赤磐市東北部に位置した。町の大半は山林が占めていた。町の中心地の周匝地区は吉井川の氾濫原でもある。
農業
主要な農産物は、水稲、きゅうり、ぶどうなど。
産業
地元で収穫されたブドウを主原料にした「是里(これさと)ワイン」がつくられている。是里農村公園にはワイン記念館があり、多目的広場、遊具などが整備されている。
観光
仁堀地区には、中世ドイツの農村や建物を再現した体験型のテーマパーク「岡山農業公園ドイツの森クローネンベルク」がある。
沓石地区には、400mm反射望遠鏡や視聴覚室など備えた天文台「吉井竜天天文台公園」がある。標高470mの屋外観測場からは瀬戸内海まで見渡せる。
沿革
教育
小学校
- 赤磐市立城南小学校 - 旧周匝小学校・旧黒本小学校・旧佐伯北小学校が統合した。
- 赤磐市立仁美小学校 - 旧仁堀小学校・旧布都美小学校が統合した。
中学校
- 赤磐市立吉井中学校 - 旧城南中学校・旧仁美中学校が統合した。
高等学校
- 旧・岡山県立備作高等学校 - 現在廃校。2005年度に募集停止。2007年3月に閉校。岡山県立和気閑谷高等学校に統合された。
交通
町内を走る鉄道、高速道路はない。かつては同和鉱業片上鉄道線が市内を走っていた。
- 自動車専用道路
- 一般国道
- 県道
関連項目
外部リンク