南宇都宮駅(みなみうつのみやえき)は、栃木県宇都宮市吉野二丁目にある、東武鉄道宇都宮線の駅である。駅番号はTN 39。
歴史
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駅名標(2021年3月)
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駅舎(2007年1月)
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駅舎(2018年5月)
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎は線路の北側にある。木造駅舎を有する。
駅舎は駅開業時に建設されたもので、木造平屋建て延べ床面積128.81平方メートルある[4]。基礎に大谷石を用い、壁も石材として、アール・デコ調のモダニズムを取り入れた装飾を採用している[3]。縦長の三連窓、出入口上部の欄間、待合室上部の格天井、庇の持ち送りなど、開業時からある装飾は、2020年のリニューアル工事にあたっても補修して保存された。野球場の最寄り駅であることに由来して、破風板はバットとボールを模したものとなっている。リニューアル工事に当たって、耐震性の向上、券売機カウンターのバリアフリー化なども実施された[4]。ホームとは構内踏切で連絡している。1990年代後半に自動券売機が設置されるまでは係員が出札窓口で初乗りから乗車券類を発売していた。PASMO対応簡易ICカード改札機設置駅。
のりば
利用状況
2023年度の1日平均乗降人員は1,134人である[東武 2]。
近年の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。
年度別一日平均乗降・乗車人員[6][東武 3][7]
年度
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1日平均 乗降人員
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1日平均 乗車人員
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出典
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2001年(平成13年)
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1,612 |
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[東武 4]
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2002年(平成14年)
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1,527 |
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[東武 5]
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2003年(平成15年)
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1,510 |
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[東武 6]
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2004年(平成16年)
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1,524 |
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[東武 7]
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2005年(平成17年)
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1,470 |
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[東武 8]
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2006年(平成18年)
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1,362 |
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[東武 9]
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2007年(平成19年)
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1,307 |
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[東武 10]
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2008年(平成20年)
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1,280 |
625
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[東武 11][県統計 1]
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2009年(平成21年)
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1,245 |
609
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[東武 12][県統計 2]
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2010年(平成22年)
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1,204 |
596
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[東武 13][県統計 3]
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2011年(平成23年)
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1,124 |
555
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[東武 14][県統計 4]
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2012年(平成24年)
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1,109 |
545
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[東武 15][県統計 5]
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2013年(平成25年)
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1,110 |
544
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[東武 16][県統計 6]
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2014年(平成26年)
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1,144 |
563
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[東武 17][県統計 7]
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2015年(平成27年)
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1,126 |
558
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[東武 18][県統計 8]
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2016年(平成28年)
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1,078 |
548
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[東武 19][県統計 9]
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2017年(平成29年)
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1,174 |
602
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[東武 20][県統計 10]
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2018年(平成30年)
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1,208 |
619
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[東武 21][県統計 11]
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2019年(令和元年)
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1,205 |
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[東武 22]
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2020年(令和02年)
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920 |
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[東武 23]
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2021年(令和03年)
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1,002 |
507
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[東武 1]
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2022年(令和04年)
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1,081 |
552
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[東武 24]
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2023年(令和05年)
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1,134 |
577
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[東武 2]
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駅周辺
300 m
駅周辺
住宅街の中にある駅で、商店街もある。北側は駅前からほぼ放射状に道が延びている。駅開設時に半円形に区画整理して宅地開発された名残である[3]。南側はSUBARUの工場が徒歩圏にある。
1990年代後半頃まで駅の南側に東武運輸の倉庫があり、貨物扱い時代の石積みホームが残っていた。これらの倉庫群は2000年代前半までに住宅地として分譲され、貨物ホーム跡も撤去された。駅に隣接するスポーツクラブも、北隣にあった練炭会社との貨物取扱終了後に土地の有効活用策として東武スポーツがオープンさせたものである。
北口
南口
バス路線
最寄りのバス停は「南宇都宮」停留所で、北口より通りへ出たところにある[バス 1]。
隣の駅
- 東武鉄道
- 宇都宮線
- 江曽島駅(TN 38) - 南宇都宮駅(TN 39) - 東武宇都宮駅(TN 40)
- ※かつてあった花房町駅は南宇都宮駅から1.1km先東武宇都宮駅寄りの位置に開設されていた。
脚注
出典
- 栃木県統計年鑑
- 東武鉄道の1日平均利用客数
- バス関係
参考文献
関連項目
外部リンク