北秋田市民病院(きたあきたしみんびょういん)は秋田県北秋田市の郊外にある病院である。
概要
北秋田市内の北秋中央病院(JA秋田厚生連運営)、公立米内沢総合病院(もとは、上小阿仁村との組合立病院だったが、2011年4月1日より、北秋田市立米内沢診療所へ改組)、北秋田市立阿仁診療所の3病院の機能を再編統合し、2010年4月1日に開院した。秋田県厚生農業協同組合連合会(JA秋田厚生連)を指定管理者とする秋田県初の公設民営方式で運営される[3]。
北秋田市の旧自治体のうちの3町(鷹巣町・合川町・森吉町)の交わる地点[4]にあり、北欧の杜公園が隣接する自然豊かな場所に立地する。
開院当初からの慢性的な多額の赤字を計上しており[5]、医師数が予定数を確保できておらず、当初指定されるはずであった地域がん診療連携拠点病院、救命救急センターも要件を満たせず指定を見送られる[6]など、計画通りの医療施設にはなっていなかったが、2018年4月1より、秋田厚生医療センターとのグループ指定による、地域がん診療病院に指定された。
また、病院内で処置できずに大館市立総合病院へ搬送する病院間搬送も2010年から増加傾向にある[7]。
沿革
保険指定施設
診療科等
- 内科
- 呼吸器内科
- 循環器内科
- 消化器内科
- 小児科
- 精神科
- 外科
- 整形外科
- 脳神経外科
- 心臓血管外科
- 産婦人科
- 眼科
- 耳鼻咽喉科
- 麻酔科
- 泌尿器科
- 放射線科
- 歯科口腔外科
- 神経内科
- 皮膚科
- リハビリテーション科
- 形成外科
認定専門医人数
専門医の人数は「あきた医療情報ネットワーク」が公開している数値による。[9] 2019年1月31日 更新
アクセス
公共交通機関は路線バスと乗合タクシーだけで、最寄りの大野台駅からは2キロ以上離れている。また近隣(約5キロ)に大館能代空港があるが、直通する交通機関は設定されていない。
- 路線バス
秋北バスが運行している。以下の路線に乗車(※は終点の路線)
北秋田市民病院前バス停下車。
- 乗合タクシー
合川地区
- デマンド型乗合タクシー ※利用者登録・予約制、土日祝日・年末年始は運休
- 市民病院南線 (週5日運行)[10]
- 本城 - 御嶽 - 向本城 - 道城 - 上杉方面
- 市民病院西線(合川駅前経由)
- 乗合タクシー ※月・火・水曜日運行、祝日・年末年始等は運休[11]
- 車
脚注
- ^ a b c “平成27年度病院名簿” (PDF). 秋田県. 2015年8月13日閲覧。
- ^ “北秋田市民病院”. 一般社団法人 秋田県病院協会. 2024年6月28日閲覧。
- ^ 北秋田市民病院が竣工(北秋田市)2010年5月閲覧
- ^ 鷹巣阿仁地域合併協議会事務局 (2004-11-1), 鷹巣阿仁地域合併協議会だより第9号, p. 9
- ^ “27年度上半期 患者減で赤字拡大 北秋田市民病院 医師充足率は85%”. 北鹿新聞 (大館市: 北鹿新聞社). (2015年11月17日). "27年度上半期の収支状況は収益から費用を差し引いた差引損益が2億4691万4000円"
- ^ “地域医療再生計画 秋田県三次医療圏” (PDF). 秋田県. p. 11 (2011年11月). 2013年4月30日閲覧。
- ^ “道路事業 再評価 一般国道7号 鷹巣大館道路 (II期)” (PDF). 国土交通省 東北地方整備局 (2014年10月31日). 2015年11月25日閲覧。→2009年から2014年で病院間搬送が約2倍に増えている。
- ^ “平成30年4月市長記者会見”. 北秋田市. 2018年4月7日閲覧。
- ^ あきた医療情報ネットワークから「北秋田市民病院」を検索して表示できる。
- ^ “病院南線 運行を「週5日」に拡大 デマンド型タクシー13日から「水・木」も”. 北鹿新聞 (大館市): p. 1. (2015年1月7日). "北秋田市は13日から、デマンド(予約)型乗合タクシーの実証運行をしている「市民病院南線」の運航日を、週3日から週5日に拡大する。"
- ^ “公共交通”. 北秋田市. 2018年3月20日閲覧。
関連項目
外部リンク
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