北票市(ほくひょう-し)は中華人民共和国遼寧省朝陽市に位置する県級市。ベイピアオサウルスなどの化石を産することでも有名。また近年、西官営鎮で北燕宰相の馮素弗の華麗な墳墓が発掘された。
概要
北票市は遼寧省西部の朝陽市内にあり、総面積4469平方キロメートル、総人口61万人(2009年)で、遼寧省で最も貧しい地域のひとつである。古くは「川州」と呼ばれたが、現在の地名は1907年に清朝皇帝から炭鉱を開く許可「龍票」を得たことに由来している[1]。
歴史
1946年(民国35年)に設置された北票県を前身とする。1985年に県級市に昇格し北票市と改編された。
行政区画
7街道弁事処、12鎮、13郷、2民族郷を管轄する。
- 街道弁事所:城関街道、南山街道、冠山街道、橋北街道、三宝街道、台吉街道、双河街道
- 鎮:西官営鎮、大板鎮、上園鎮、宝国老鎮、黒城子鎮、五間房鎮、台吉鎮、東官営鎮、竜潭鎮、北塔鎮、蒙古営鎮、大三家鎮
- 郷:長皋郷、常河営郷、小塔子郷、泉巨永郷、哈爾脳郷、南八家子郷、章吉営郷、三宝営郷、巴図営郷、台吉営郷、婁家店郷、北四家郷、三宝郷
- 民族郷:馬友営モンゴル族郷、涼水河モンゴル族郷
中国地名の変遷
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建置
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1946年
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使用状況
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北票市 |
中華民国 | 北票県 |
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現代 | 北票県 北票市(1985年) |
交通
経済
見どころ
- 大黒山国家森林公園
- 白石水庫(中国語名:白石水库)
- 大凌河の中流にあり、遼寧省で三番目に大きなダム湖。
- 桃花山風景区
- 恵寧寺
- 北票古生物化石国家自然保護区
- 1996年に上園鎮四合屯でシノサウロプテリクス(Sinosauropteryx、中国語名:中華龍鳥)化石が発見されて、世界の注目を集めた。この他、ベイピアオサウルス、中華チョウザメ(チョウザメ目 Peipiaosteidae科)などの化石も発見されている[3]。
脚注
- ^ 北票市の概況 (中国語))。龍票については、葫芦島市南票区も参照。
- ^ 北票市の工業企業 (中国語)
- ^ 北票・四合屯 古生物化石国家自然保護区(北票市人民政府情報)
関連項目
外部リンク